在宅ワークで「仕事と生活の両立」を実現！(3ページ目)

在宅ワークを始める前にするべきことは？

「在宅ワークでやってみたい！」と思っても、いきなり求人情報への応募、というのはおすすめできません。自分が今までどのような仕事をしてきたのか、どのようなことができるのかなど、これまでの実績や能力をまとめてみたり（キャリアの棚卸）、これからどのような仕事をしていきたいのかをイメージしたりすることが大切です。

◆働ける時間と収入の予測を立てる
どれくらい仕事をする時間が取れるのか、現状と今後の予定について整理しましょう。

ただ漠然と「1日○時間くらい」ではなく、例えば「子どもが眠った後か、起きる前の早朝にも○時間」「週末は、パートナー（夫）が子どもを見てくれる間、○時間」という現状や、「ネットスーパーや便利家電などを利用し、家事にかける時間を見直したら、○～◎時まで働ける」「子どもが進学したら◎時間増やせる」など、具体的にイメージすることが大切です。

【参考コラム】
●時間が足りない！ 共働き女性のタイムマネジメント（ワークライフバランスの理想と現実・女性編）

◆目指す収入とかかる費用、ライフプランについて夫婦で話し合う
働く時間と同様に、収入についても具体的にイメージします。在宅ワークが慣れるまでは収入を低く見積もったり、働ける時間の増加や実績に合わせて「○年頃には◎万円」など、将来の収入予測もします。在宅ワークに必要な費用、スキルアップにかかる費用も支出の予測をし、手取り収入がどれくらいになるか、パートナーとライフプランを立てることをお勧めします。

◆個人事業主（自営業）であることを自覚する
在宅ワーカーは、パートや社員など企業から雇用される立場と異なり、個人事業主（自営業）となります。決められた勤務時間に働く必要はなく、時間を自由に使えることはメリットですが、一方で気をつけることもあります。例えば、自分で営業をしたり、仕事の依頼主と、直接交渉をする必要があります。なかには「仕事を始めるためには、教材や研修が必要と称して、高額な費用を請求されるトラブル」などもあるので、ご注意ください。また、個人事業主として確定申告をしたり、社会保険（国民年金、健康保険）に加入する必要もあります。時間管理や健康管理と合わせて、個人事業主としての自覚を備えていきましょう。

◆セミナーや専門家を活用して情報収集と事前準備を！
最近は、在宅ワーカーを始めようと考えている人のために、自治体等で無料セミナーが開催される機会が増えてきました。インターネットで情報収集できるのは便利ですが、セミナー等に参加すると企業や人と出会える点は魅力です。これから在宅ワークを検討している方は、参加してみてはいかがでしょうか。

●在宅ワークに関する総合支援サイト「HOME WORKERS WEB」
（厚生労働省の在宅就業者総合支援事業」）

●All About　在宅ワーク

在宅ワークを通して、皆さんとご家族が幸せになれる「ワーク・ライフ＆マネーバランス」が実現できますように！

【関連リンク】
●自営業夫婦のワークライフ＆マネーバランス
●在宅勤務で家計の支出は増える？ 減る？
●妻（夫）が自宅で起業！ 家計はどうなる？
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