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だから嫌われる?オジサマ世代のNGマナーランキング

近頃、とても紳士とは言えないオジサマたちの言動や振る舞いが不評を買っているようです。不愉快極まりないNGマナーでも、周りの人は何も言いません。ただ冷ややかに見ているだけ。「オジサマ」という言葉から、人はどんなイメージを抱くのでしょう。ロマンスグレーのスマートな紳士? 残念ながら、そんな方はなかなか見かけないのが現実。「オジサマ」世代の皆様、この機会に我が身を振り返ってみませんか?

諏内 えみ

執筆者:諏内 えみ

暮らしのマナーガイド

なぜそこで!? オジサマ世代のNGマナー

オジサマ世代のNGマナー

それはちょっと……オジサマ世代のNGマナー

オジサマたちは、なぜパブリックな場所でマナーを無視し、恥ずかしい姿を見せているのでしょうか。

大勢の視線が集まる電車の中や駅のホームをはじめ、レストランなどでも見かけます。周りからどう見られているか、自覚がないのでは? そんなオジサマだからこそ、家に帰っても妻や子供たちから煙たがれているのかもしれませんね。

今回は電車や飲食店で、特に女性から軽蔑されるかもしれない「残念なオジサマ」をランキング形式でご紹介! わが身をちょっと振り返って、あてはまるポイントがないか気にしてみてくださいね。


電車で軽蔑されてしまう「オジサマ」

■3位:女性に鈍感なオジサマ

電車で眠り込んでいるオジサマ。「私に寄り掛からないで!」

電車で眠り込んでいるオジサマ。「私に寄り掛からないで!」

女性に対する態度を見ればよくわかります。車内で眠り込んでいるオジサマは、本能なのか? なぜか必ず女性側に寄り掛かってきます。

雨の日に傘の柄を腕に掛けて、携帯や新聞に集中しているオジサマは、傘の先が女性のストッキングに当たると、すぐに破れてしまうのをご存知でしょうか!? 女性の気持ちに鈍感なNGマナーと言わざるを得ません。

また、優先席に座っているにもかかわらず、妊婦さんが乗ってきてもまったく知らん顔。「気が付かなかった」ではなく、マタニティマークをちゃんと見る目を持ちたいもの。

どんな場面でも、女性の気持ちに寄り添う、心の余裕を持ち合わせて欲しいものです。

■2位:羞恥心を忘れた、情けないオジサマ

女性たちから徹底的に軽蔑されてしまうのは、羞恥心のないオジサマ。スポーツ新聞の下品な記事や写真を平気で見ている人、いますよね。女性が隣りにいても読み続ける無神経さには呆れてしまいます。家に帰って、ご家族の前でも同じことができるのでしょうか? また、ラッシュ時の車内で新聞を広げてスペースを独占しているのも、いかがなものでしょう。

さらに駅のホームでは、相変わらず傘やエアークラブでゴルフのスイングをしている、化石のようなオジサマもいます。若い男性や女性たちがこのスイングやエアーラケットなどを振っているでしょうか。気分がいいのは自分だけ、周りからは「カッコ悪い」と思われているかもしれませんよ?

■1位:迷惑行為なオジサマ

迷惑なのは、オジサマの携帯呼び出し音と声のボリューム!

迷惑なのは、オジサマの携帯呼び出し音と声のボリューム!

ワーストワンは、迷惑をかえりみないオジサマ。

その最たるものが、携帯電話。着信音がやたらと大きく、電話に出るやいなや、車内だというのに、「どーも、お世話になっております!」と大声で話し出す無神経なオジサマ。さらに、着信音のセンスもいいとは言えないことが多いですね。周りの視線をまったく意識しない鈍感さです。

一方、最近の若い人は周囲の空気に非常に敏感で、電車に限らず、携帯電話は常にマナーモードに設定している人も多いようです。

NGマナーは携帯電話だけではありません。口元に手を当てずに咳やくしゃみをしたりするのも決まってオジサマ。座っている人に上からウイルスをまき散らすような行為は、もはや人間性が疑われます。さらに不快な “スメハラ”オジサマも、エチケット違反! 特に夏にはマメにシャワーを浴びたり、着替えを用意したり、コロンをつけるなど日ごろからケアを大切にしましょう。
 

飲食店で軽蔑されてしまう「オジサマ」

■3位:想像力が欠如しているオジサマ

周りの気配をキャッチする想像力も問われます。例えば喫煙が許されている飲食店では、隣席に煙草の煙が苦手な方がいるかもしれません。煙草を吸われる時は、自分の煙の行方、空調による空気の流れも考えるべきです。

また椅子を大きく引いた状態で座り、通る人やサービスの邪魔をしていることに気づかないオジサマもいます。自分のことしか考えない態度や振る舞いは、想像力のなさを自ら証明しているようなもの。自分の姿勢を意識し、周囲への気遣いも忘れないで欲しいですね。

■2位:横柄な態度をとるオジサマ

男性の威厳を示したい? 飲食店の従業員に対して威張り散らすオジサマ、時折見かけませんか。お店側の低姿勢につけこんだ横柄な態度は、周りで食事をしている人たちの雰囲気も壊してしまいます。大人対大人として、最低限の敬語を使いましょう。

また、若い従業員のサービスが気に入らないと、「この店は従業員教育がなってない」と、しつこく説教をするオジサマがいたり、モンスター化して怒鳴り散らしたりするケースも最近よく耳にします。

■1位:雰囲気を台無しにするオジサマ

オジサマ、女性に避けられないお話を!

オジサマ、女性に避けられないお話を!

格式あるレストランなどでも、思わず顔をしかめてしまう場面を目撃します。

素敵な空間を共有する場所なのに、「キミ、ちょっと!」と大声で注文して雰囲気を台無しにするオジサマには困ったもの。さりげなく手を挙げるだけで良いのです。隣りのテーブルに聞こえるほどの声で自分の手柄を得意げに話したり、逆に文句を言うのも恥ずかしい行為です。

食べ方やお酒の飲み方も要注意。肘をついてガツガツと犬食いしているオジサマには、言葉も出ません。ワインを煽るように飲み、食後に爪楊枝をくわえたら、どうでしょう。さらには、食後のバーで若い頃の自慢話ばかりをするオジサマには、「二度と一緒に来ないから!」と連れの女性からレッドカードを突きつけられるかもしれませんよ?

実は、こうしたNGマナーはオジサマに限らず、男女、世代を超えて見受けられます。が、人生経験豊富で、人から尊敬されるべき立場のオジサマの場合、ひときわ目立つものです。

周囲への配慮を欠いた無頓着・無神経では、とても紳士とは言えませんね。ここに挙げたポイントのひとつひとつをクリアしていけば、女性からの評価が劇的に変わるに違いありません。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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