アニメ・ブームからマンガ・ブームへ 1994年~
フランスで発売されたフランス語版『ベルサイユのばら』
もともと、ベルギー、フランスを中心にしたフランス語圏には、バンデシネ(bande dessinée / バンド デシネ=音がつまってバンデシネ、BDと略されることもある)という、全ページがカラーで絵が主体のアート・マンガがあります。みなさんも『タンタンの冒険』という名前はご存知でしょう。このバンデシネという文化が根ざしていたおかげで、日本のマンガも受け入れやすかったようです。
なお、アニメは、10年ほどの空白期の後、マンガの人気に押されて復活します。1999年にアニメ『ポケモン』が放送されたことがきっかけで、日本アニメの放映が本格的に再開されました。
マンガ祭り
ヨーロッパ最大の日本文化とエンターテイメントの祭典となったJAPAN EXPO
マンガやアニメ、日常への影響
1970年代後半に紹介され始めたアニメやマンガの影響で、フランスにもいろいろな日本の文化が入ってきました。マンガやアニメの影響で知られるようになったお弁当
同時に日本語に興味を持つ人が増え、「スシ」「サシミ」「カワイイ」などの単語が知られるようにもなり、マンガやアニメへの興味から日本語を学ぶ人も増えました。
※発音表記は、区別をするために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表示しています。