アイルランド/アイルランドのグルメ・レストラン

主役はポテチ!? アイルランドの不思議サンドウィッチ

アイルランド人の大好きな国産ポテトチップスブランド「TAYTO(テイトー)」。こちらのポテトチップスは普通にスナックとして食べるだけでなく、なんとサンドウィッチの具材にも。外国人からすると不思議すぎる感じが否めない「TAYTO」のクリスプサンドウィッチをご紹介します。

執筆者:原 貴子

サンドウィッチはアイルランドの定番メニュー

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アイルランドのカフェメニューの定番でもあるサンドウィッチ

日本のおむすびのような感覚で食べられているアイルランドのメニューといえば、やっぱりサンドウィッチ。スーパーにはお好みの具を挟んでもらえるサンドウィッチのテイクアウェーコーナーがある所も少なくなく、ランチ時に公園などでパクついている人の姿もよく見かけます。そして、そんな定番メニューの中には、異色ともいえるメニューの存在も。それはなんと、トーストにポテトチップスを挟んだサンドウィッチ。外国人からすると不思議すぎる組み合わせですが、こちらはアイルランドのキッチンに常備されているもので手軽につくれるメニューで、この国ではおなじみの味なのです。

中身に使うポテトチップスには、国産メーカーの「TAYTO(テイトー)」のものが人気。このポテトチップスを挟んだサンドウィッチは本来お店ではお目にかかれない味ですが、今年の3月にはダブリンにTAYTOのポップアップショップが登場。そちらで販売された際には、なかなか好評だったようです。ちなみに、アイルランドではポテトチップスは「クリスプ」と呼ぶので、こちらのサンドウィッチも「クリスプサンドウィッチ」の通称で親しまれています。

TAYTOのクリスプサンドとは

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このキャラクターが目印。TAYTOのクリスプはどのスーパーでも手に入る

私がはじめてアイルランドのクリスプサンドの存在を知ったのは、大学の学食でした。学食のメニューを手に取って友人(アイルランド人)のいる席に行くと、軽く焼いたトーストにバターを塗っているところだったのですが、それと一緒に食べるお決まりのメニュー、ソーセージやベーコン、卵やベイクドビーンズなどは見当たらず、お盆にはクリスプの小袋が。丁寧にバターを塗り終えると、なんとそのクリスプの袋を開けて、中身をザザッとトーストに載せ、もう一枚のトーストでサンド。そしておいしそうに頬張りはじめたのです。ポテトチップスの具をサンドウィッチにして食べる人を生まれてはじめて見たこの瞬間、今でも忘れません。

この時のサンドウィッチの中身は、もちろんアイルランドのクリスプブランド「TAYTO」のものでした。一度日本に住むアイルランドの方に聞いたことがあるのですが、日本で恋しくなるのがこの「TAYTO」のクリスプの味なのだとか。それもそのはず、こちらのブランドは、アイルランド以外では販売されていないのです。TAYTOのクリスプのフレーバーである「チーズ&オニオン」も「ソルト&ビネガー」も、日本ではなじみのない味ですしね。そのため、アイルランドに一時帰国して日本に戻ってくる時には、こちらのクリスプを必ず大量に買い込んでくるのだとか。

TAYTOのクリスプでつくるサンドウィッチは、トーストとバター、TAYTOのクリスプがあれば簡単にできるので、興味のある方は現地でぜひトライしてみてはいかがでしょう。ちなみにガイドは、いまだにTAYTO単品でしか食べたことがありません(笑)。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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