フレンチ/東京のレストラン

絶対に訪れるべき最高峰フレンチ!ロオジエのすべて(5ページ目)

一流のフランス料理店は敷居が高いと敬遠されがちですが、それはフランス料理のよさや楽しみ方が分かっていないからです。フランス料理ほど、記念日やお祝いといった特別な日に相応しい料理はありません。値段は安くないものの、総合的に考えれば、コストパフォーマンスもよいのです。最高峰に位置するフランス料理店のひとつ、ロオジエを紹介します。

東龍

執筆者:東龍

ブッフェ・フレンチガイド

コース

ロオジエのコースは以下のようになっています。ランチにもディナーにも、コースだけではなくアラカルトを注文できます。客の幅広いリクエストに応えられるサービスであると言えるでしょう。
  • ランチ
    MENU DEJEUNER 10000円
    LES BELLES GOURMANDES 14000円
  • ディナー
    MENU SAISON 22000円
    MENU DEGUSTATION 28000円
※いずれも、税込・サービス料は別途

続いてはロオジエの料理のほんの一部を紹介しましょう。

※時期によって料理は変わります

サラダ菜に包まれた毛蟹のサラダ カルダモン香るアスパラガスのロワイヤルとアイスクリーム ”アルジャントゥイユ”

サラダ菜に包まれた毛蟹のサラダ カルダモン香るアスパラガスのロワイヤルとアイスクリーム ”アルジャントゥイユ”

サラダ菜に包まれた毛蟹のサラダ カルダモン香るアスパラガスのロワイヤルとアイスクリーム ”アルジャントゥイユ”

毛蟹を引き立てた前菜で、定番の一品をバルサミコ酢やオレンジを使って夏らしく仕上げています。
毛蟹の下にはカルダモン風味のホワイトアスパラガスのロワイヤル。サラダ菜に包んだ毛蟹は、蒸された毛蟹の香りがよく広がります。煮詰めたオレンジソースは筒切りにしたグリーンアスパラガスの上に。さらにグリーンアスパラのアイスクリームを添えて季節感を出しています。

魚のムースをまとった甘鯛のヴァプール キャビア添え かぶのラメル 貝類と岩海苔の取り合わせ シトロン風味

魚のムースをまとった甘鯛のヴァプール キャビア添え かぶのラメル 貝類と岩海苔の取り合わせ シトロン風味

魚のムースをまとった甘鯛のヴァプール キャビア添え かぶのラメル 貝類と岩海苔の取り合わせ シトロン風味

ところどころで海の幸が使われており、磯の香りを存分に堪能できる一皿です。
甘鯛にはスライスしたカブを載せ、ムース ド ポワソンをまとわせて蒸しています。トップには贅沢にキャビアをあしらって。
ガルニチュールは柏餅のような創造的な一品。スライスしたカブで、カブの茎、アカ貝、ホッキ貝、ミル貝のブリュノワーズを包んでいます。ソースは貝類のエキスを含んでクリーミーな仕上がりに。
牡蛎の味がする青森産のブラーシュ(英名はボリジ)の花を添えており、他ではあまり味わえない貴重な体験ができます。

シャラン産鴨胸肉のロティ かぼちゃのピューレとレモンコンフィ 夏トリュフ添え ビーツのヴィネグレットでグラッセしたプティオニオン フォワ入りのソース

シャラン産鴨胸肉のロティ かぼちゃのピューレとレモンコンフィ 夏トリュフ添え ビーツのヴィネグレットでグラッセしたプティオニオン フォワ入りのソース

シャラン産鴨胸肉のロティ かぼちゃのピューレとレモンコンフィ 夏トリュフ添え ビーツのヴィネグレットでグラッセしたプティオニオン フォワ入りのソース

定番の鴨料理を、旬の食材に合わせて、最もおいしく仕上げたメインディッシュです。シャラン産鴨胸肉は特製スパイスで味付けてロティ。坊ちゃんかぼちゃのピューレの上には、シトロンのコンフィに、サマートリュフを添えて。プティオニオンのコンフィは、赤ワインで煮詰めています。ソースはシャラン産鴨のジュにそのレバーを加えて、さらに濃厚に。

ミント風味のクレームと軽やかなガナッシュ カカオ豆のクルスティヤン 爽やかなミントとショコラのソルベ

ミント風味のクレームと軽やかなガナッシュ カカオ豆のクルスティヤン 爽やかなミントとショコラのソルベ

ミント風味のクレームと軽やかなガナッシュ カカオ豆のクルスティヤン 爽やかなミントとショコラのソルベ

タルトショコラを現代風に再解釈したアシェットデセール。ア ラ ミニュットで提供するので、まさにできたてです。
チョコレートのリングに、ビスキュイショコラ、ミントリキュールを合わせて、チョコレートを撹拌して口当たりを軽くしたガナッシュ モンテを絞り、ミントクリームも配しています。上にはミントゼリー、細かくしたディアマンショコラを散らしています。乾燥させたシロップ漬けにしたミントの葉にカカオのチュイールもトッピング。ミントのソルベ、ショコラのソルベも添えています。
細かいパーツを精緻に組み立てて、美しい装飾品を作り上げたようなデザートです。

※メインダイニングでの写真撮影はご遠慮いただいているとのことです

最高峰のフランス料理

ロオジエは、これまで見てきたように、本物のフランス料理、格式ある歴史、偉大なシェフ、贅沢な空間、一級のテーブルウェア、素晴らしいサービスによって成り立っているグランメゾンです。

そして、他に支店を持たず、この銀座にしか存在しません。これが何を意味しているかと言うと、この1店にだけ全てを注力し、最高のフランス料理を提供できるということを意味しているのです。

最高峰のフランス料理を体験すると人生観が変わります。一生に1度はもちろん、記念日やお祝い事で1年に1度以上は、ロオジエを訪れてみることをお勧めしたいです。

■ロオジエ(L'osier)
住所:東京都中央区銀座7-5-5
TEL:0120-156-051
営業時間:ランチ 12:00~14:00(ラストオーダー)、ディナー 18:00~21:00(ラストオーダー)
定休日:日曜(ただし月曜祝日の場合営業)・祝日不定休・ゴールデンウィーク・夏季(8月中旬)・年末年始
アクセス:「銀座」駅から徒歩5分
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://losier.shiseido.co.jp/

※データは記事公開時点での内容です
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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