「スペック」にとらわれすぎてしまう恋愛

「スペック」にとらわれすぎてしまう恋愛

「ハイスペック」な人と一緒にいることが幸福とは限らない。

「結婚するなら上場企業勤務の相手がいい」とか、「自分と同じかそれ以上の学歴じゃなきゃイヤ」とか、「とりあえずハイスペック男子と付き合っているけどいまいち好きになれない」とか……。そんな本音を抱える人は少なくないようです。顔でも年収でも何でも、もちろん良いにこしたことはありませんが、そこにとらわれてばかりでは本当の幸せを見失ってしまうかもしれません。
   

そもそも、「スペック」とは?

身体的特徴、趣味、学歴、仕事などの階級を表す「スペック」。恋愛において、それは時として純粋な気持ちを惑わせてしまうことがあります。年収が良いだけの好きでもない男性を追いかけてしまったり、単に顔が良いだけで性格の悪い男性から離れられなくなってしまったり……。

年収やら顔やら学歴やら、一人の人間のほんの一部の構成要素でしかない事柄が、「好き」という気持ちをグラつかせるのは一体なぜなのでしょうか?

そもそも、「スペック」が良い人に出会えば必ず恋心に火がつくのかというと意外とそうでもなかったりしますし、「スペック」が良い人と付き合えば幸せになれるのかというとそうとも言い切れないところがあります。

それでも、恋愛において一番大切な感情が「スペック」に引っ張られてしまうのは、「スペック」が高いということは、すなわち「一緒にいると幸せになる確率が高い気がするから」ではないでしょうか。そして、そんな気がするのは、誰しもが抱く「なるべく傷ついたり失敗したりしないで幸せになりたい」という思いがあるからではないでしょうか。

しかし、そんな守りの姿勢でいるがゆえに、「スペック」にとらわれて動けなくなってしまうことがあります。
 

「スペック」にとらわれて動けなくなっていないか?

自分にとって「一番の幸せ」って何?

自分にとって「一番の幸せ」って何?

これから挙げるのは、実際に私が恋愛・結婚に関する悩み相談を受けた女性たちの具体例です。彼女たちは、まさに「スペック」にとらわれて身動きできなくなって悩んでいました。
  • 幼い頃から、「○○大学以上の学歴の人でなければ結婚すべきではない」と親に言われ続けているために、なかなか交際にすら踏み出せない女性
  • 一流企業勤務の男性と結婚して一緒に暮らすうちに、勤務先のネームバリュー以外に愛すべきところが見当たらない男性だと気付いてしまったが、「一流企業勤務の夫」をもつ妻という世間体が捨てきれずに辛い毎日を送っている女性
「スペック」とは、相手に関するものだけではありません。自分の所属に関する「スペック」にとらわれているがゆえに辛さから逃れられないこともあります。自分の学歴や、それに付随する交友関係、自分が勤務する会社の社会的評価、家族や親戚の目、家庭環境によって形成された自分の中の「常識」という物差し。

これらは、一見、自ら考える時の尺度となっているようですが、実際は自身の一番大切な感情を抑えつけてしまうことも少なくありません。大きな失敗もなく、真面目に順調に人生を歩んできたがゆえに、ある特定の階級に属している自分。

こういった自負がある人は、「そんな自分に見合う(そんな自分の価値を下げないでむしろ上げてくれる)相手を選ばなければならない」と考える傾向があります。特に女性は、仲良しグループ内ですら、「あのコよりイイ男と付き合いたい」とか「あのコより幸せになりたい」とか「あのコよりオシャレしたい」とか「イイ暮らしがしたい」といった様々な「階級比べ」をしてしまう人も多いものです。

ですが、そうやって周りの目を気にしてばかりで「本当に心の底から幸せ」になれるのでしょうか?
 

「本当に大切なもの」は何なのか?

恋愛や結婚の相手に求めるものの中で「本当に大切なもの」が何なのか考えたとき、おそらく、多くの人が「一緒にいて心の底から笑えること」や、「この人と一緒にいて幸せだと思えること」「一緒にいると安心できること」「この人と一緒にいる自分自身を好きだと思えること」が大切だと思うのではないでしょうか。

お金だけあっても好きでもない人と暮らすのは苦痛でしょうし、周りからどんなに素晴らしい評価をされている人であっても一緒にいて笑顔になれないなら辛いでしょう。

年を重ねるほどに難しく考える癖がついてしまうことも多いですが、大切なことは意外とシンプルで「自分がその人と一緒にいたいかどうか」に尽きるのではないでしょうか。迷ってしまったときには、一番大切なことを軸にして考えると答えが見つかりやすいと思います。

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