恋愛におけるミクロ視点とその問題点とは?
「あの人が私のことを好きだったらいいな」と思っていると、相手の些細な行動の中に自分への好意を探してしまいがち。
たとえば、あなたの好きな相手が口数の少ない人だったとします。そんな相手と二人で会った帰りに、「それじゃ、また」と言われたらどう思いますか? 単なる挨拶だと思いますか? それとも、「また会える!」と思って嬉しくなりますか?
実は、ここに挙げた情報だけでは、挨拶なのか好意があるのか判断がつきません。「それじゃ、また」と言われたからといって好意があるとは限りませんよね。大抵の場合は単なる挨拶だと考えられますが、あまりにも口数が少なかったり、ものすごく内向的で感情表現が苦手な人がとびきりの笑顔で言うなら、多少は好意があるのかもしれません。しかし、好意があると考える決定的な要素はここに挙げた情報の中には見当たりません。
このように、ただ一つの言動だけにフォーカスしても真実は見えないのです。ましてや恋愛中、好きな相手のこととなれば、ただでさえ主観的に考えてしまいがちです。主観的になれば、当然、事実は歪められてしまいます。人間は見たいことしか見えないし、聞きたいことしか聞こえない生き物とはよくいったものですが、主観にとらわれていては恋愛はうまくいきません。
主観的になりがちなミクロ視点ではなく、マクロな視点でとらえることで恋愛に付き物の不安も解消されます。詳しくは次のページでお話しいたします。