まずは梅雨時の部屋干しの3原則

洗濯物を部屋干しする際の、干し方の原則は以下の3つです。

洗濯物同士の間を空け、風の通り道をつくる
サーキュレーターなどの送風機能で洗濯物に風を当てる
除湿機やエアコンの除湿機能で部屋の湿度を下げる

洗濯物をなるべく広げて干し、まんべんなく風が当たるようにすることで、乾燥時間を短縮できるのですが、家族がいるとどうしても増えてしまう洗濯物は、干すと部屋のかなりの面積を占めることに。

この状態で、2や3を実現するために以下の機器を併用すると、それぞれ弱点があることがわかります。

  • サーキューレーター 
    首振り機能がないものが多いので、風の当たりムラが起こる
  • 扇風機 
    横方向の首振りは可能だが、上下方向のでの当たりムラがある

    ~また、上記2つでは除湿機能はないので、換気扇を回す、除湿機やエアコンを運転するなどのさらなる併用が必要となります。
    従来品

    風の吹き出し口が固定している従来品は、このように狭い場所で使うと効率よく乾きます

  • 衣類乾燥機能付きの除湿機
    従来製品は送風口の範囲が限られており、広い居室で使用する場合には、乾燥までの時間がかかる。

    ~この場合は、洗面所などの狭い範囲で使うほうが、除湿速度が速まり効率がよくなります。

こうした除湿機のデメリットを解消したのが、今回試用してみたサーキュレートドライというわけです。


 


横方向360度、縦方向90度での送風が可能

サーキュレートドライ

360度横に首振り、上下にも90度送風できる衣類時乾燥除湿は、サーキュレートドライだけ!

運転させてみて、何よりも目を引くのが、くるりと360度回る丸いデザイン。30度、60度、180度、360度の4段階で運転を切り替えられます。

さらに前面についた送風口は、30、60、90度で上下方向に運転切り換えが可能です。これにより、部屋の空気がまんべんなくかき混ぜられ、部屋全体に乾いた空気が早く行きわたります。
従来品の乾燥機も同様に部屋全体の空気を乾燥させるのですが、回転することで部屋の空気が動き、洗濯物の乾きムラができずに早く乾燥するのだとか。メーカーによると、2Kgの洗濯物なら約50分で乾燥可能とのこと。

これは今までなかった発想。おもしろい!


送風

ガイド宅での試用では、横180度、縦60度で洗濯物全部に風が当たりました

さっそく試してみました。
カーテンレールにかけたハンガー、物干スタンドにひろげたタオルやデニム類、全体に当たるように横180度、縦60度に設定。運転モードは乾燥コースにしたところ、部屋干しした時に特有のお部屋のじめっと感が一掃され、とても快適。そのまま外出しましたが、3時間後に帰宅したときには、ほぼ乾いていました。

実感したのは、乾燥の相乗効果となっている送風の効果です。従来の乾燥機も、送風が直接当たる場所にある洗濯物がよく乾きます。サーキュレートドライは洗濯物の量や干し方によって自在に送風範囲が切り替えられるため、広範囲に干した洗濯物にも風が当たります。

カーテンレールにかけたハンガーのTシャツが、回転とともにはためいているのを見ると、乾いている! という実感が。ここが従来の箱形デザインの除湿乾燥機との一番の違いだと感じました。



気になるのは電気代と汎用性

パネル

これだけのモードが搭載されています。図解されているので、感覚的で見やすく使いやすい

コースは衣類乾燥や部屋の除湿をする「乾燥コース」のほかに、30dBの静音で運転して自動停止する「夜干しコース」、温室度センサーがヒーターのパワーを切り替えて電気代を節約してくれる「エココース」、除湿せずに送風のみで使える「循環送風コース」。

消費電力は、乾燥コースで600W前後、夜干とエココースで300~380W前後、送風のみでは90W以下となっていますが、試しに消費電力が測定できるタップを利用して使用してみたところ、運転が落ち着いてくるとエココースではメーカー表示よりも下がるときもあり、ドラム式洗濯機の乾燥機能(洗濯から乾燥までで1000Wを超える機種が多数)を使うよりも、リーズナブルな選択肢だと思います。

水タンク

水タンクは下部に引き出し式で設置。水を捨てるのも手軽にできました

ただ、ちょっと気になるのは本体のサイズ。
直径約29.5cm、高さ約55cmは、団地サイズ10帖のわが家では、それなりの存在感。このため、たまにしか部屋干しをしないという人よりは、花粉症やアレルギーで部屋干しが必須、もしくは共働きなどで部屋干しの頻度が高い家庭向けという気がします。

逆に、こうした条件にあてはまる家族にとっては、衣類乾燥機や除湿器よりも、快適に早く洗濯物を乾かしてくれる強い味方になりそうです。丸いので部屋のどこにでも移動でき、インテリアの邪魔をしないのも、従来の箱形のデザインより使いやすいと思います。

また、使っていない居室や納戸にこれを置いて、乾燥室としてしまうという方法もありかもしれません。

ガイドいちおしの使い方としては、
  • 夜洗濯コース
夜、風呂の残り湯で洗濯をして、家族みんなで居間に干して夜干しモードで就寝
翌朝、タオルやシャツなどはここから着用。支度をしながら、家族それぞれが自分の分の洗濯物をしまって出かける
  • 朝洗濯コース
朝洗濯物を干して、エコモード運転で外出
帰宅後、なるべく家族それぞれが自分で自分の洗濯物を整理する習慣を

外干しをするよりも、すぐ目に付く場所に干された状態の洗濯物があるほうが、洗濯物畳みに家族が参加しやすくなります。ぜひ試してみてくださいね!


サーキュレートドライは衣類乾燥だけではなく
  • キッチンのシンク下、シューズボックス、クロゼットなどの除湿
  • 冷暖房運転時にサーキュレーターとして送風機能を使用
  • 部屋全体の除湿

シューズクロゼット

シューズボックスやクロゼットなどの除湿にも大活躍

にも使えます。特に写真のように天井まであるシューズクロゼットなどは、上下90度に動く送風設定が、1間以上あるクロゼットには180度の横振りの送風設定がとても役立ちそう。普通の除湿機より、広範囲の送風による空気のかき混ぜ機能で、除湿の実感がかなり違います。

除湿運転中は室温が3~8度上がりますので、冷房を使う季節はご注意ください。