ディズニーの未来都市が映画になった!
『奇跡のひと マリーとマルグリット』(2015年6月6日公開)目と耳が不自由なマリー(アリアーナ・リヴォアール)が修道女マルグリット(イザベル・カレ)の献身的な世話により、学びを得ていく物語。マリーは14年間何も学んでこなかった野生児……というか赤ちゃんみたいな女子で、マルグリットはかなり手こずります。しかし、人って深く情をかけると違いますね。「この子に何かを教えるのは無理じゃないか」と思うくらい暴れていたマリーですが、少しずつ変わっていくのです。
マルグリットの根気と愛情深さは頭が下がるというか。見返りを求めない純粋な愛情が、この映画には宿っています。(公式サイト)
監督:ジャン=ピエール・アメリス 出演:イザベル・カレ、アリアナ・リヴォワール、ブリジット・カティヨン
『愛を積む人』(2015年6月20日公開)
東京から北海道に移り住んだ夫婦(佐藤浩市・樋口可南子)が、地元の人々との交流、家族との関係の見直しを経て、変化していく物語。
頑固な夫、そんな夫に尽くしてきた妻、でも彼女は病を抱えており……なんてお涙頂戴風な物語ですが、夫婦と子供たちと彼等をとりまく人々が抱えるさまざまな問題に真摯に取り組みながら前に進んで行く姿にしみじみ感動。
人生は石を積み重ねていくかのごとく、ひとつひとつ経験を重ねて完成を目指すもの。そんなメッセージがとてもいい。北海道・美瑛の美しい景色も見どころです。(公式サイト)
監督:朝原雄三 出演:佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平ほか
『トゥモローランド』(2015年6月6日公開)
ディズニーランドへ行ったことのある人ならご存知の未来アトラクションが結集したゾーン「トゥモローランド」。ここを舞台に映画化したのが本作です。
1964年にトゥモローランドから不思議な世界へと繋がったフランク(ジョージ・クルーニー)。現在、フランクと同じ体験をした少女(ブリット・ロバートソン)。二人の旅のお供はひとりの少女、彼女の目的は?
トゥモローランドはアトラクションが集まった娯楽の場。しかし、それは仮の姿で、そこには人類を救う秘密が隠されている……というのがこの映画。エジゾンなどの世界の天才たちが作り上げたのがトゥモローランドであり、イッツ・ア・スモールワールドには、その世界へ続く秘密の扉があるのです。
ディズニーの壮大な世界観に驚き! なんとその力は人類を救うエネルギーにまで及んでいたのですから。様々な深読みができるので通好みのディズニー映画でもあります。(公式サイト)
監督:ブラッド・バード 出演:ジョージ・クルーニー、ブリット・ロバートソン、ヒュー・ローリー、ラフィー・キャシディほか
>次は美人四姉妹やアクションヒーローに加え、シリアスな病を描いた作品も!