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FPに相談する人は、お金持ち? どんな相談をするの?(2ページ目)

「ファイナンシャルプランナー(以下、FP)に相談する」というと、皆さんはどのようなイメージをお持ちですか? 「保険や金融のプロ」と思われる方も多いかもしれませんが、今でも時々「FPに相談するほどの資産は持っていないよ」と言われることがあります。 今回は、FPに相談したことがある人が、どのような相談をしているのか、年収や資産による違いなど、調査結果からご紹介します。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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気になる相談内容は?

みんな、どんなことを相談しているのかな?

みんな、どんなことを相談しているのかな?

「皆さん、どういったご相談が多いんですか?」……実はこの質問、ガイド平野のところに相談にいらっしゃる方から多く寄せられる質問なのです。もちろん、それぞれご自分たちが気になっていることについて相談にいらしているのですが、世間の方々の動向も気になるようです。この記事をご覧くださっている方々のなかにも、「気になる!」という方がいらっしゃるかもしれません。

全体で、相談項目で最も多いのは、「生活設計全般」:55.6%、次いで「金融資産運用設計(投資・金融商品の選択)」:53.8%、「リスク管理(保険の加入・見直し)」:30.8%となっています。「FPって、保険や運用の相談をする人ですよね?」と言われることが多いのは、このあたりも影響していると思います。けれども、日々の家計管理や住宅・教育・老後にかかる資金、税金・相続など、各年代において、お金に関することは多岐に渡ると思います。こうしたことを全般的に相談したいという時、銀行・不動産会社・保険会社……とそれぞれ行く前に、FPに相談すると全体像を見渡すことができて、便利です。

日本FP協会「FP顧客満足度調査結果報告書」をもとにガイド平野が図表作成(クリックすると拡大表示されます。)

日本FP協会「FP顧客満足度調査結果報告書」をもとにガイド平野が図表作成(クリックすると拡大表示されます。)


また、金融資産に関する相談については、「収入が高い人や資産がある人が相談する」と思われがちですが、一概にそうとは言えません。上の表で、年収や金融資産別の欄をご覧いただければと思いますが、世帯年収がどの区分の方でも、50%(半数)前後の方が相談内容に挙げていますし、金融資産が「今は残高がない」という方でも、今後どうしたらより良くなるか相談しているのではないかと思います。

一方、相談料の有無でみると、有料相談は全体平均よりも各相談項目の割合が多く、不動産活用や税金に関する相談も多い傾向がありました。

>>有料で相談を受ける人はどれくらい?
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