FP相談=資産運用相談?
FPっていろいろな相談ができるんだね!
また、ガイド平野がFP資格を勉強し始めた頃は、「資産家の財テク相談をするの?」と聞かれたことも、よくありました。実際、FPに相談する人は、どのような相談をしているのか、気になるところだと思います。
NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以下、日本FP協会)の「FP顧客満足度調査結果報告書」で、とても興味深いデータが報告されていましたので、一部をご紹介します。
*この調査は、CFP(R)・AFP認定者に相談した経験がある20代以上の男女を対象にアンケート調査しています。また、FP相談には、法人・個人を問わず、独立した立場でFP業務を行っている中で提供されたもの、及び金融機関等での一連のサービスにおいて提供されたFP相談等を含みます。(同調査 ニュースリリースより)
相談する場所は、自宅派が多い?
FPに相談をする方法としては、対面形式の他、メールや電話等がありますが、この調査では、95%の方が対面形式だそうです。対面(相談)した場所について、全体で最も多かったのは、「あなたの事務所・自宅」:34.3%、次いで「ファイナンシャル・プランナー会社・事務所」:28.3%、「銀行・信託銀行」:13.4%となっていました。小さいお子さんがいらっしゃる方や妊娠中の方、ご本人・ご家族の体調等で、自宅で相談したいという方は多いと思います。性別・年代別にみると、男性は40代(42.2%)と50代(41.2%)、女性は30代(44.4%)と40代(51.%)が特に多くなっていました。
一方、「ファイナンシャル・プランナー会社・事務所」で割合が高かったのは、男性は20代(40.6%)と40代(35.9%)、女性は30代(35.2%)と50代(35.3%)でした。ガイド平野がお受けする相談でも、お勤めをしている方は、「自宅に来てもらうためには、部屋の片づけ等準備が必要なので、出かけた方が気楽」、「職場に近いから」などとおっしゃる方も多いです。
「銀行・信託銀行」で相談する割合が高かったのは、男女共通して50代(男性21.6%、女性23.5%)と60代以上(男性26.7%、女性28.3%)でした。50代以降は、退職金運用の相談が増える年代、という背景もあるかもしれません。
世帯年収や所有金融資産、相談料の有無による違いは、以下の表をご覧ください。
●世帯年収別にみると
「あなたの事務所・自宅」で最も多かったのは「1000万円以上」:41.3%
「ファイナンシャル・プランナー会社・事務所」で最も多かったのは「300万円未満」:34.6%
「銀行・信託銀行」では「800~1000万円」:18.9%
●金融資産別にみると
「あなたの事務所・自宅」で最も多かったのは「5000万円以上」:41.8%
「ファイナンシャル・プランナー会社・事務所」で最も多かったのは「300~500万円未満」:39.7%
「銀行・信託銀行」では「1000~5000万円未満」:23.5%
となっています。
●相談料の有無別では
有料相談では、「ファイナンシャル・プランナー会社・事務所」:54.5%で、無料相談の場合(22.0%)よりも倍以上多くなっていました。「銀行・信託銀行」などの金融機関で、無料相談を数多く実施していますが、お金を払って相談をしたい、という方は、自宅かFP事務所で相談する傾向があるのだと思います。
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