ため息は、中医学では深い呼吸を意味する「太息(たいそく)」や「嘆息(たんそく)」と表現したりします。その原因は大きく分けて2つあるとされ、それぞれタイプに合わせた対策があるのです。まずは自分がどのタイプのため息なのか、チェックしてみましょう。

肝気鬱結(かんきうっけつ)チェック

責任感が強く、仕事ができるタイプにも多い

責任感が強く、仕事ができるタイプにも多い

□ ストレスがたまっていて、イライラしている
□ 口が苦い。口がよく乾く
□ 胸や脇が張って痛い。さすると気持ちよい
□ 目や顔が赤い
□ ため息は大きく、はっきりとしている
□ ため息をついた後、気分が少しラクになる

3つ以上当てはまると肝気鬱結タイプといえるのですが、このタイプはいわゆるストレスタイプです。精神的なストレスを受けたことで、体内をスムーズに流れるはずの気が滞ってしまい、その充満した気を放つためにため息が出てしまった、という感じです。

この気の流れを管理しているのが肝の働き。自律神経のバランスをコントロールする機能があるので、この肝の作用をスムーズにしてあげる漢方をよく用います。

下痢や腹痛など消化機能のトラブルや、手足の冷えをともなう場合は「四逆散(しぎゃくさん)」です。このおクスリは肝気鬱結タイプの代表薬で、これをベースに加味したりする基本の漢方でもあります。

カッカして怒りっぽかったり、イライラして口が渇く場合は「加味逍遥散(かみしょうようさん)」。肝気鬱結タイプとはちょっと異なるのですが、のどに違和感があり、吐き気や食欲不振があれば「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」がベストです。

どちらにしてもこのタイプはストレスが原因なので、漢方薬は補佐として、精神的苦痛となっている原因と向き合うことをお忘れなく!


このタイプではない方や、ほかのため息タイプが気になる場合は次のページへ!