乳児育児/赤ちゃんの心と体を育てる遊び

みんなと一緒の遊びができないと親子遊びの場はNG?(2ページ目)

子どもによい刺激になればと思い参加した、親子遊びの場。他の子たちは絵本に関心を示したり楽しそうに手遊びなどをしているのに、我が子は関心が低かったり一緒に遊びたがらなかったりしたことはありませんか? 親としてはがっかりしてしまうこともあるかもしれませんが、一歩退いてお子さんの様子を見てみましょう。受けた刺激、感じた楽しさを、その子なりの形で表現している場合もあるんですよ。

執筆者:千葉 美奈子

お母さん、お父さんも楽しめていますか?

私は受け持ちイベントの前に必ず保護者の方々に次のようなお話をしています。

・子どもたちの集中力を維持するためにテンポよく進めますが、全部の遊びをみんなで一緒にやろうということではありません。お子さんがかかわりたいところでかかわって、何か気に入った遊びを見つけたらぜひおうちに持ち帰って楽しんでくださいね。

・お子さんがまだ小さくて手遊びをまねしなかったり、恥ずかしかったりして一緒にやらない時は、お母さん、お父さんが楽しんでやっているところを見せてあげてください。それが一番、お子さんの興味を刺激するんですよ。

お母さん、お父さんがあまり気負わず参加して楽しむのが一番。逆に、親が楽しく感じられない場合は、無理して参加してもその気持ちが子どもに伝わってしまいます。

親子遊び2

我が子が気に入る遊びに出会えるかも

地域の親子の集いの場には、大きく分けて、「親子で楽しむプログラム」「子どもメインのプログラム」「母(または父)メインで子連れ参加OKのプログラム」があります。いずれにせよ習い事ではなく、子育て中の人たちのつながりが生まれる場。子どもにとってどうかという視点だけでなく、一緒に参加する大人が居心地がよいかどうか、楽しめるかどうかもポイント。単発で気軽に参加できる場をいくつか尋ねてみて、「ゆるい雰囲気で気軽に参加できる」「お父さんも参加しやすい」「お母さんのリフレッシュになる」などなど、お母さんやお父さんたちが参加しやすい場が見つかると、子育ての新たなひとコマに。楽しげな様子は、きっとお子さんにも伝わると思います。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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