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テロ・サーリネン『MORPHED』インタビュー!(5ページ目)

北欧フィンランド・コンテンポラリー界の旗手として注目を集めるテロ・サーリネンが、自身のカンパニー テロ・サーリネン・カンパニーを率い待望の初来日を実現! 作曲家エサ=ペッカ・サロネンの3つの楽曲に振付けた『MORPHED-モーフト』を披露し、その世界観を提示します。ここでは、来日を控えたテロ・サーリネンにメールインタビューを敢行! 作品と来日公演への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

小野寺 悦子

バレエ ガイド

ダンス専門誌、劇場・カンパニー広報誌、公演プログラム、ウェブなどで執筆するほか、舞台・映画などエンターテインメント全般のインタビュー&執筆など幅広いジャンルで活動している。

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かつて大野一雄舞踏研究所に1年間在籍するなど、舞踏や日舞を学ばれています。そこで得たものとは? 現在のスタイルにどのような影響を与えられていると感じますか?

テロ>日本での強烈な経験がなければ、アーティストとして今の私はなかったと思います。まさに私の根幹です。日本舞踊を稽古し、同時に大野一雄や大野慶人から学べたことは、幸運としか言いようがありません。それぞれに異なる真実があることを知り、その双方に触れることができました。まさに興奮の連続でした。こうして過去を顧みると同時に、現在を慈しみ、未来に手を伸ばすことができるとは、何という特権でしょう。

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『MORPHED』 photo Mikki Kunttu



日本とも縁の深いテロ氏。日本についての印象、想い出深いエピソードなどがありましたらお聞かせください。

テロ>想い出はたくさんありますよ! 大野一雄との出会い、日本舞踊との出会い、それに初めて聴いた雅楽の演奏にどんなに惹き込まれたことか。精神的ともいえる、特別な音楽体験でした。新宿の本部道場で合気道の手ほどきも受けました。朝早い電車に乗って、こうした稽古に通ったことをよく覚えています。大変でしたけれど価値ある経験です。

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『MORPHED』 photo Heikki Tuuli


 

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