ヘルメットの元祖、スペース
そんなヘルメットやロボットが大好きなあなたにお勧めなのが、スペース(Space)です。スペースは、1977年にアルバム『Magic Fly』でデビューしました。まだYMOも結成されていないテクノポップやエレクトロポップ前夜のこと。流れとしては、ダフト・パンクもリスペクトするジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder)に代表されるミュンヘン・ディスコが、SFの世界と融合したような世界観です。当時からそう呼ばれていたかはわからないのですが、スペースディスコと呼ばれるジャンルです。まだMTVもない時代、ちゃんとミュージック・クリップも作っています。
Magic Fly (amazon.co.jp)
Magic Fly (YouTube)
ヘルメットを被った4人組が演奏するタイトル曲「Magic Fly」での姿は、まるでダフト・パンクの原型を見るようです。ソースを確認できていないのですが「ダフト・パンクはスペースの精神的な意味での息子である」とのメンバーの発言があったとの記事もあります。スペースは、世界とまで言いませんが、フランス出身で西欧・東欧を中心に多くの国々でチャート的にも成功を収めたバンドであり、そういう意味でもダフト・パンクの先輩格となります。
実は、共産テクノにも関係がある。