錦糸町のバーキン?
ガイド:「流刑地から」では、Miss DonutことAmericoの大谷由美子さんとデュエット。蒲田のゲンスブールと錦糸町のジェーン・バーキンのイメージだそうですが、バーキンを探していたら、大谷さんに行き着いた…そんな感じですか?
流刑地から (YouTube)
AMI:
錦糸町のバーキンなんて言ったら大谷さんに怒られますね(笑)。大谷さんとは同じライヴイヴェントで知り合ったのですが、さっそく目を付けていました(笑)。AmericoではポップなR&R調の歌をうたわれているんですが、今回無理を言ってAmericoでのスタイルとは間逆の、アンニュイな感じ…まあ、バーキンというか、シャルロット・ゲンズブールというか…そんなのをイメージして歌っていただいたんですが、結果的には大成功でした。さすが大人の女性です!
ちょっとCM
ガイド:ちなみに今回のアルバムは、来日記念特価だとか?
AMI:
はい。たっぷり1時間収録で来日記念特価1,500円+税でお願いします!(テレビショッピング風に)
ガイド:
では、最後にダンボール・バットまたはAMIさんの今後についてお聞かせください。
プロデューサーと大喧嘩してみたい
AMI:あと2年続けたら結成30周年ですよ!? 30年間続けて一度も泣かず飛ばずのバンドっていうのも凄いと思いませんか(笑)? ギネスに申請しようかと思います。冗談はさておき、次は30周年記念アルバムの構想も考えないとですね。敏腕プロデューサーと組んで凄いアルバムを作ってみたいです。
XTCとトッド・ラングレンの有名な逸話じゃありませんが、オレも一度でいいからプロデューサーと大喧嘩してみたいですね(笑)。オレも頑固だから自分の考えを曲げない。向こうも曲げない。アンディー・パートリッジと同じで、オレもスタジオのモニタースピーカーの前に座って一日中ドラムの「バスドラム」の音だけ聴いてられる人間なので、そんな気の狂ったようなリーダーにはもう付き合いきれないぜとか何とか言ってメンバーが脱退、そんな話をネタに誰かに評伝本でも書いてもらいたいですね(笑)。あ、四方さんに書いていただこうかな(笑)。ああ、あとは、ぜひともイギリスへ行って、デフ・スクールの前座やらせてもらいたいですね。“高円寺のデフ・スクール”として!! ついでにイアン・デュリーの墓参りにも行きたいです。
ガイド:
では、いつの日か『ダンボール・バットの真実~高円寺のデフ・スクール』というタイトルでそんな企画が実現する日を楽しみにしています(笑)。
【関連リンク】
Danball Bat (公式サイト)