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トスカーナで海水浴!リバティ建築の町ヴィアレッジョ(2ページ目)

トスカーナを代表する海水浴リゾートの町ヴィアレッジョは、カーニバルの祭典のほか、20世紀初頭のレトロなリバティ建築が、海岸大通りに大集結で面白い! 素敵なホテルに泊まって、カワイイ商店建築巡りも楽しいですよ。

河村 英和

執筆者:河村 英和

イタリアガイド


ベルエポック時代のホテル建築群も必見!

Hotel Royal

ヴィアレッジョの海岸に面したグランド・ホテル・ロイヤル (c)Ewa Kawamura


Hotel Excelsior

閉業してしまった歴史的ホテル・エクセルシオール (c)Ewa Kawamura

ヴィアレッジョの海岸大通りには、歴史的ホテル群もずらりと並んでいます。さきに述べた建築家ベッルオーミニは、ヴィアレッジョの数多くのホテルの改築を担当しました。トスカーナ風ネオ・ルネッサンス様式の塔屋が二つ対象的に並ぶグランド・ホテル・ロイヤル(1911年創業、1925年改築)(現ベスト・ウェスタン系列の4つ星ホテルGrand Hotel Royal)、旧ホテル・メディテラネオ(1922年)(現4つ星パラス・ホテルPalace Hotel)、中央にドーム屋根を頂いた折衷的なリバティ様式のホテル・エクセルシオール(1913年創業、1925年改築、現在閉業中)などです。

ヴィアレッジョを代表するホテル「プリンチペ・ディ・ピエモンテ」

hotel principe di piemonte

ヴィアレッジョの歴史的高級ホテル「プリンチペ・ディ・ピエモンテ」のロビーの一角 (c)Ewa Kawamura


hotel principe di piemonte

グランド・ホテル・プリンチペ・ディ・ピエモンテ (c)Ewa Kawamura

今もヴィアレッジョを代表する歴史的な高級ホテルは、グランド・ホテル・プリンチペ・ディ・ピエモンテです。同名の海水浴場の前にあり、創業は1925年。白亜の新古典主義様式の建物で、当時の屋号はホテル・セレクトでしたが、ファシズム期に外国語名が禁止されたので、1938年に現在の名称となり、増階もされました。屋上には、優雅なプールとミシュラン2つ星のレストラン「ピッコロ・プリンチペ(Piccolo Principe)」があります。

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ホテル屋上のプール (c)Ewa Kawamura

また伝統料理のカジュアル・レストラン「レジーナ」もあり、朝食の間は天井高くシックな内装、各客室の内装もクラシックにまとめられていて、天蓋付ベッドのお部屋もあります。ホテルの格付けは4つ星、スモール・ラグジャリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールドの加盟店で、ヴィアレッジョに観光に来たときは、ぜひ泊まってみたいホテルです。ホテルのすぐ近くには、オペラの大作曲家プッチーニの家もあるので、合わせて見学(非公開、外観のみ)するのもおススメです。

una stanza

ホテルの客室 (c)Ewa Kawamura

<DATA>
Grand Hotel Principe di Piemonte(グランド・ホテル・プリンチペ・ディ・ピエモンテ)
住所:Piazza Giacomo Puccini, 1, 55049 Viareggio LU
TEL:+39 0584 4011
料金:250ユーロ~

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