トスカーナを代表する海水浴地ヴィアレッジョ

spiaggia viareggio

ヴィアレッジョの砂浜 (c)Ewa Kawamura


Burlamacco

ヴィアレッジョのカーニバル公式マスコット「ブルラマッコ」の像 (c)Ewa Kawamura

ヴィアレッジョ(Viareggio)は、ルッカ県内にある松林豊かなヴェルシリア(Versilia)と呼ばれる風光明媚なトスカーナ北西エリアの中心となる町。ティレニア海の海岸沿いにあり、海水浴と豪華なカーニバルのお祭りで有名です。夏場はリゾート客で賑わい、2月には、毎年趣向を変えて張り子で作った、派手で巨大な人形の山車が海岸大通りを練り歩く、パレード型カーニバルが開催されます。その公式マスコット「ブルラマッコ」は、1930年、未来派の画家ウベルト・ボネッティによってデザインされ、海岸通りにその像が立っています。

海岸沿いのショップ群は、どれも古き良きリバティ建築!

viareggio litorale

ヴィアレッジョの海岸線にずらりと並ぶリバティ様式建築の店舗群 (c)Ewa Kawamura


Negozio Martini

1917年の火災前の木造建築の面影を残すマルティーニ店 (c)Ewa Kawamura

なんといってもヴィアレッジョでは、海岸沿いの大通り(Viale Regina Margherita)に建てられた20世紀初頭の建築に注目です。イタリア版アールヌーボー、リバティ様式で建設されたレトロで可愛い店舗が立ち並び、海の景色の視界を遮らないように、2階建ての低層造りとなっているもの特徴的です。海水浴ブームが始まる19世紀後半、この通りの建物はすべて木造でしたが、1917年の火事でほとんど焼け落ちたため、1920年代前後、石造のリバティ様式で建て替えられました。

Caff? Margherita

ベッルオーミニ設計のグラン・カフェ・マルゲリータ(左)と書店ガッレリア・デル・リーブロ(右) (c)Ewa Kawamura

そんななか、スイス・シャレー風のマルティーニ店(Negozio Martini)は、例外的に生き残り、1899年開業当時の木造店舗を偲べる唯一の建築遺産となっています。その右隣にあるのが、町を代表する歴史的カフェ・マルゲリータ(Grand Caffè Margherita)で、1903年の木造建築は焼失したので、1928年に地元の建築家アルフレード・ベッルオーミニ(1892-1964)によって、折衷的なリバティ様式で再建されました。その右隣の書店(1931年)も、さらに2件先の海の家「バンニョ・バレーナ」(1928年)も、同じくベッルオーミニの設計です。

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