建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

桜を眺める黒いキューブの家[港南の家](2ページ目)

横浜市の郊外に建つ、居ながらにして庭の桜の樹を眺めることができる家です。黒い大きな箱の中は、吹抜けのある大きな玄関ホールや、バルコニーのあるワンルームのLDKなどがあり、若い家族の快適な暮らしの舞台となっています。

執筆者:川畑 博哉

圧巻の吹抜けの玄関ホール


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車庫
1. 砂岩風の石が貼られた玄関ホール。天井にはダウンライトと金具が4箇所埋め込まれている。写真:松岡 淳
玄関
2. 吹抜けの天井高は5m。焦げ茶色の杉板張りのヴォリュームが宙に浮いているように見える。上階は和室。写真:石田 篤
玄関
3. 吹抜け上部の開口は裏庭の眺めだけでなく、ピアノの残響時間を調整する役割も担っている。写真:石田 篤
玄関
4. 玄関ホールの石貼りが裏庭まで伸びる。ウッドデッキはベンチにもなる。写真:石田 篤


玄関ドアを開けると石貼りの広い土間ホールになっています。広さは約9.5帖もあり奥は吹抜けという伸びやかな大空間です。窓際にはグランドピアノが置かれています。天井には金具が埋め込まれていて、カーテンレールを吊るせばピアノと玄関を仕切ることもできます。またハンモックを吊り下げて昼寝を楽しむ事もできるのです。
さらに西向きの窓をスライドさせて間口一杯に開けば、ウッドデッキの裏庭とひと続きの空間になります。

◆建築データと建築家プロフィール


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