建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

桜を眺める黒いキューブの家[港南の家](4ページ目)

横浜市の郊外に建つ、居ながらにして庭の桜の樹を眺めることができる家です。黒い大きな箱の中は、吹抜けのある大きな玄関ホールや、バルコニーのあるワンルームのLDKなどがあり、若い家族の快適な暮らしの舞台となっています。

執筆者:川畑 博哉

吹抜け越しに緑を眺める和室


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和室
1. リビングから縁なし畳が敷かれた和室と吹抜けを見る。リビングの床からの立ち上がりは15cm。写真:石田 篤
和室
2. 和室から吹抜けと階段室を見る。開口の立ち上がりは40cm。写真:石田 篤
3. 吹抜けを介して桜を眺める。T字型の手摺は立ち上がりから40cmの高さに取付けられている。
和室
4. 開口上部のスリットに仕掛けられた和紙テイストのブラインドを下ろすと完全に閉じた空間になる。


2階の北側には約4.5帖の和室があります。ここは家族が寛ぐもうひとつのリビングです。
吹抜けの上部には、畳に腰を下ろした高さから満開の桜が楽しめる位置に窓が開けられています。障子を開ければリビングと続き間となり、障子を引いて吹抜けに面した開口もブラインドを下ろせば閉じられた個室となります。
花見の季節には吹抜けを介して居ながらにして裏の実家の満開の桜を楽しむ事ができるという、なんとも羨ましい空間なのです。

◆建築データと建築家プロフィール


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