綿菓子のような食感の「パン デ モルデ」
パン デ モルデ
「パン デ モルデ」(370円/1斤)は型焼きのパン。すなわち食パンですが、本国ではサンドイッチなどに使う固めの食感のパンが主流なのを、ここでは日本人の口に合うようにスペイン産の蜂蜜を入れて新しく作られました。これはスペインで評価されて逆輸入されるかもしれません。最近の海外店舗の日本出店では、そういったレシピの交流が面白いところです。
綿菓子のような食感
使われている百花蜜は生地を香りよくしっとりと保つ役目を果たしています。その食感は決して軽くはないのですが、まるで綿菓子をちぎって食べる時のようにふんわり、トーストしても非常に柔らかい。「仕込みとレシピは無駄を削ぎ落としたシンプルなものです。小麦粉、蜂蜜、砂糖、塩、水、バターのバランスが大事なんです。捏ね上げ、一次発酵の具合にも気をつけています」と安類さん。デリケートなのでつぶれないようにそーっと持ち帰りたいパンです。一方で山形の「パン デ モルデ イングレス」はデュラムセモリナ粉が50%入ってしっかりした食感になっているそうです。
スペイン風サンド「ボカディージョ」とカフェ&バー
ボカディージョ
スペイン風のサンドイッチ「ボカディージョ」は小さなコッペパンのようなイングレス、お馴染みのチャバタ、フォカッチャ、クロワッサンなどのパンにハモンセラーノ、トルティージャ(スペイン風オムレツ)、サーモンなどの食材を合わせています。Sサイズ200円前後から、Lサイズで500~600円程度のラインナップです。これは入って左手のデリカテッセンコーナーにあります。
スペイン風の小さなお総菜
パナデリア、デリカテッセン、と紹介してきましたが、マヨルカは5つのコーナーで成り立っていて、入口はカフェ&バーコーナーです。朝食からタパスとワインで過ごす夜のバータイムまでオープンエアのテラスで心地よく過ごせます。イートインもできます。
カフェ&バーの黒板メニュー
オープンエアのテーブル
奥はチョコレートやパステレス(プチガトー)などがだいたい200円程度から手に入るパステレリア(お菓子売場)、その奥が食材のマーケットで、生ハム、チーズ、瓶や缶に入った食材、ワインやCAVAが並んでいます。
パステレリアコーナー
チョコレートのショウケース
スペイン王室やレアルマドリードのVIPルーム御用達というケータリングサービスは二子玉川では現在準備中とのことですが、ホームパーティや手土産に、週末のお楽しみに、マヨルカのセレクトしたスペイン食材や小さなお総菜、パンやお菓子はかなり利用価値がありそうです。
パステレス(プチガトー)
マヨルカ
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マヨルカ
住所:世田谷区玉川1-14-1二子玉川ライズS.C.テラスマーケット2F
電話:03-6432-7220
営業時間:8時~23時
東急田園都市線・大井町線二子玉川駅徒歩3分