正しい鼻呼吸で健康に!さらには頭の回転もUP!
深い鼻呼吸で吸ってたくさん吐き出そう
正しい鼻呼吸のやり方
新鮮な空気を沢山吸おうとすると、深呼吸をする人が多いと思います。しかし、沢山酸素を取り込むためには、まずは肺の中の空気を吐くことがポイントです。全て吐ききることで、吸う時により多くの空気を取り入れることができるためです。そして、子供に意識させるために、「腹式呼吸」を体験してもらいましょう。お腹を意識して、ゆっくりと深く息をすることができます。
簡単な教え方としては、仰向けに寝てお腹に手をあて、「吐く時はお腹をへこませ、吸うと時はお腹を膨らますイメージで」呼吸をさせます。
お腹を膨らませたり引っ込ませたりする腹圧で、息の深さやリズムを整えます。吐いて、吐いて、吐いて、吸うくらいのリズムを取りながら、しっかり時間をかけて息を吐き出し、吸う方は短く深くてOKです。
子どもには理屈で教えるのは難しい場合は、笛などの楽器や歌いながら体験する形もオススメです。
一日に数回でも子どもといっしょに腹式呼吸体験をするとよいですね。完全にマスターできずとも、ゆっくりと深呼吸することで体や脳に酸素をたくさん送ることができます。続けることで口呼吸や浅い呼吸からシフトさせ、深い鼻呼吸を習慣にしていけるようになるでしょう。
※参考資料
・水泳選手における低圧トレーニングの有用性
Effect of training at altitude stress on swimmer's performance.
体力科學 40(6), 633, 1991-12-01 日本体力医学会
・子どものリラクセーションのための呼吸誘導ぬいぐるみによる呼吸誘導の可能性の検討
A Study for the Possibility of Respiration Leading by the Respiration Leading Stuffed toy for Children's Relaxation
バイオフィードバック研究 41(1), 19-26, 2014-04-25 日本バイオフィードバック学会
・ピラティス・メソッドの可能性(2)呼吸と姿勢 坂元大海
Sportsmedicine : media of communication for sportsmedicine people
ブックハウス・エイチディ, 1巻1号 (fall 1989)
・ヘルスケアプロバイダーとしての歯周病感染リスクマネジメント(6)
口呼吸に関連する口腔疾患及び睡眠時無呼吸症候群 有坂 岳大
読者と創るdental hygienist magazine DH style 通巻1号 (Jan. 2007)