手帳メーカー各社は、まだ2015年の4月始まり手帳が並んでいるという春先に、来年2016年の新作手帳をバイヤー向けに発表している。一足先にその新作を見てきた。
今回はマークスの新作の中で、私が注目した2アイテムをご紹介したいと思う。
5年後を見据えた「5年連用日記」
5年日記というアイテムは、すでにいくつものメーカーから出されている。その市場にマークスも参戦することになった。ただ、マークスは「5年」のとらえ方が少し違う。
今から5年後と言えば、2020年。東京オリンピックの開催年である。
2020年と言われると、まだまだ先のことと思うが、「東京オリンピック」と聞くと、なぜかグッと身近に感じる。この「5年連用日記」は、5年間の日々を書きとめるという点では、他のものと同じだが、5年後の東京オリンピックの時に自分がどうなっていたいかをイメージして、それに向けて日々行動し、その記録をとっていくと言う点が違っている。
2020年までに自分が叶えたいこと、こうなっていたいという10の目標を書きとめる欄が用意されている。それに加え、各月の扉ページにも目標を書き込むページがある。最終目標を月ごとにブレイクダウンしたものを書き込んで管理できるようになっている。
日記ページは、各ページが11月23日、11月24日と1日1ページになっており、上から2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年と書きたしていくスタイル。ユニークなのは、5分割されたインジケーターがある。これは、その日の自分のがんばりレベルを塗り込んで記録するものだ。こういうマークにしておくと、ぱっと見てどうであったかがわかりやすくなる。
私は、前回の昭和39年の東京オリンピック後に生まれた。子供のころ、目上の人たちが昔を語る時に、よく東京オリンピックより前だったとか、後だったなど、それを起点に話していることが多かった。
次の2020年東京オリンピックも、きっとそういう風に語られる節目になっていくのだろう。その2020年をどう生きるかが、その後の人生に与える影響も少なくないかもしれない。
「EDiT」ウィークリー・ノートブック 週間ノート
「ウィークリー・ノートブック 週間ノート”EDiT”」は、5種類のカバータイプがある。
*ジッパースタイルの「ペディール・ビス」3,900円+Tax
*スプールのリザードタイプ「スプール・プリュス」2,600円+Tax
*クロコ柄の「クルール」3,200円+Tax
*クロコ×ピッグスウェードの「リリ・エ・モワ」7,400円+Tax
EDiTに新しい仲間が加わる。ウィークリーバーチカルとノートを上下半分ずつ構成した「ウィークリー・ノートブック 週間ノート”EDiT”」だ。
1日1ページのEDiTは、日記や手帳のようでもあり、同時にノートにもなるというポジショニング。今や手帳がノートの役割も担い始めている傾向がある。それをデイリータイプだけでなく、ウィークリータイプでもできるようにしたのが、言わばこの「ウィークリー・ノートブック 週間ノート”EDiT”」だ。
A5変型サイズの見開き2ページで一週間を管理するウィークリーバーチカルフォーマット。時間軸は特にプロットがなく、大きく3分割だけされている自由に使えるスケジュール紙面。
その下半分に5mm横罫線のノートスペースが広がっている。その週のToDoをリストアップしてもいいし、打ち合わせのメモにも使うこともできる。メモを色々書き込みたいウィークリー派にはうれしいフォーマットだ。また、ノートということで言えば、全308ページ中の約半分である138ページがノートページになっているので、その点でもタップリと書いていける。
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*マークス