大学生の就職活動/就職活動の準備

集団面接で好印象を持たれるための5つのポイント(2ページ目)

就職活動でよく行われている集団面接。いつもの会話と同じつもりでいたら、全く話したかったことが話せないで終わってしまうということにもなりかねません。そこで今回は企業がなぜ集団面接をするのかという目的と好印象を残すための5つのポイントをお伝えします。

井上 真里

執筆者:井上 真里

大学生の就職活動ガイド

集団面接で好印象を与えるポイント~当日~

当日の心がけでも面接の結果はよくなります。前の2つのポイントに続き、3つのポイントをおさえましょう。

3.入室から退室まで、良い印象をキープする


集団面接は1人1人の話す時間は短いので、見た目の印象があなたの評価の大部分を決めます。そこで、細かい話の内容にこだわるより、表情・姿勢・話し方そのものを特に意識しましょう。
良い印象をキープしましょう

良い印象をキープしましょう


【印象をよくする話し方】
・明るい表情
・相手の目をまっすぐ見る
・背筋を伸ばす
・はっきり口を開け聞きとりやすい大きさで話す

4.話は【結論+理由】か【結論+具体例】のセットを意識する

面接官の質問には、まず結論から答えましょう。そのあとにそう考える理由やイメージできる具体例を簡単に話します。

例)
結論:長所は新しい環境に飛び込むのを楽しめるところです。
具体例:学生時代には英語を上達させたいと思い、社会人の英語サークルや、
海外ボランティアキャンプに1人で参加しました。

「話す長さはどのくらいがいいでしょうか?」と聞かれることも多いので30秒から1分くらいを目安にするようにお伝えしていますが、実際に面接して感じるのは、話す時間の長さは話の内容次第ということです。

聞きたいことにしっかり結論を答えてくれてそこからの話の内容が興味深ければ多少長くなっても聞けますが、いつまでも結論が出てこない話を聞いているのは辛いです。話す長さが問題ではなく、相手の聞きたいことにまず答えることが第一です。相手の表情や呼吸を意識して話を展開していくようにしましょう。

5.ほかの応募者の話にも関心をもつ

ほかの応募者が話している時に、自分のことを考えてうわの空になっていると、その表情はよくわかります。聞いている時の表情も、思っている以上に面接官にはよく見えているのです。

ある会社では「隣の方の話を聞いてどう思いましたか?」と聞かれる面接もありました。顔をじっと見ると話している人にもプレッシャーを与えてしまうので大げさなリアクションをする必要はありませんが、意識を向けておきましょう。

面接の空気は左右されるものではなくて自分でつくるもの

ここまで紹介したポイントを、できることから一つずつ取り組んでみてください。集団面接は周りと比較されているようで、やり辛いなと感じたり余計に緊張してしまったりすることもあるかもしれません。しかし、面接官が話しやすい空気をつくってくれるとか、ほかの応募者がいい雰囲気をつくってくれることを期待していては、面接の結果はいつも周りの空気に左右されてしまいます。

それよりも集団面接は、自分が面接の場の空気を明るくするつもりで臨むとどんな環境も不安が少なくなるはずです。ちょっとした準備と心がけで、企業と自分の理解がお互いに深まるようないい時間にしていきましょう!
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