理学療法士になるためには実習を乗り越える必要があります。その実習で多くの学びを得るために役立つ書籍。皆さんの知りたいものがここにあります。
実習は養成校ごとに若干の時期のズレはありますが、学年ごとに一週間や三週間など、学習段階に応じた実習が行われます。その中で最も期間が長く、実践的なものが「長期実習(総合臨床実習)」というものです。
「長期実習(総合臨床実習)」は八週間から十週間を計二回、合計約120日ほどを現場で過ごしますが、レポート等を含め多くの知識を必要とします。
その長期実習が始まるのが最終学年の4月から5月。
そこで「長期実習(総合臨床実習)」直前企画として、実習に役立つ書籍をご紹介します。
基礎知識を固めるのに役立つ12冊
- 基礎運動学
- 運動療法学 総論
・骨単、肉単、臓単、脳単
この4冊は、図解が豊富で文字を読み解くような勉強が苦手な人には最適な書籍です。先に挙げた基礎運動学と運動療法学総論で理解しづらい部分を多くの図解でサポートしてくれます。また、最初は図解ばかりに注目してしまいますが、短文にまとめられた解説も秀逸。細かい知識をスッと頭に入れてくれますので、そのまま国家試験対策にも役立つ事でしょう。
- 筋骨格系のキネシオロジー カラー版
- プロメテウス解剖学 コア アトラス・アトラス コンパクト版
・カパンジー機能解剖学(全3巻セット)
関節の作りや動きの基本が網羅された書籍。身体構造や動作時の筋作用を知る上で多くの知見を与えてくれます。(ここでは3巻セットを紹介していますが、個別で1冊ずつ購入する事も出来ます)理学療法士にとって一生ものと言われるこの書籍。学生時代には少し難しく感じるかもしれません。しかし、成長に合わせて発見のある書籍とも言われています。やや高額ではありますが、自身の成長を照らし合わせる鏡として早めに手に入れておきましょう。
今回ご紹介したのは実習に役立つ基礎知識を中心にした書籍でしたが、次回の「理学療法士の実習に役立つ!おすすめの臨床書籍9冊」では、評価法や動作分析、アプローチ法など実践的な書籍をご紹介します。
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