鼻の美容整形手術にまつわる真実を解説
鼻の美容整形手術は、顔の印象を大きく左右します。鼻の形にコンプレックスを持つ場合などは正しい知識を持って捉えたいものです。「鼻の美容整形」にまつわるウソ・本当について、美容外科医師が詳しく解説していきます。鼻整形はどういう種類がある?
鼻の美容整形手術は多岐にわたります。代表的なものでは、鼻の先をシャープにする「鼻尖形成術」、鼻の広がりを直す「鼻翼縮小」、鼻スジの高さを変える隆鼻術(代表的なものにシリコンプロテーゼ)、鼻先の位置を下に延ばすことも可能な「鼻中隔延長」などがあります。その他には、ややマニアックな手術で、鼻の穴を見えにくくする「鼻孔縁下降術」や、鼻筋を細くする「鼻骨骨切り術」などがあります。
プロテーゼ、軟骨、注射のメリットデメリットは?
鼻の美容整形のやり方はは、大きく分けて下記の3種類に分類されます。■プロテーゼ
メリット:挿入した形が保てること。見た目、触った感じ共にとても自然であること。
デメリット:プロテーゼ挿入時に内出血が出るので、ダウンタイムが必要なこと。テンションがかかる部位に用いたり、加齢などにより皮膚が薄くなるとプロテーゼの形が浮くことがある事。
■軟骨
メリット:生体との親和性が高く、テンションがかかる手術に用いる事が多く、軟骨を用いる事でしか行えない手術もあります。
デメリット:軟骨を採取する必要があります。また細かいデザインには医師の技量に大きく左右されること、プロテーゼより除去しにくい場合があります。
■注射
メリット:ヒアルロン酸などを注射するだけなので、ダウンタイムや痛みも少ないです
デメリット:効果が一時的なので、一定期間すると元に戻ります。
鼻先からプロテーゼが飛び出す事がある…は本当?
無理なテンションがかかる挿入をした場合、皮膚が薄くなってプロテーゼが出てくる可能性があります。鼻整形で元に戻ることは無い?
鼻の手術の中には多少戻りがあるものもあります。鼻筋を通す手術などでは後戻りはありませんが、戻りの強い代表的な手術に鼻の横幅を狭くする「鼻翼縮小」があります。この手術は半分ほど戻る事もあるため、術中は少し大げさに縮める過矯正にする事が多いです。鼻整形はやり直しがきく?何度も繰り返しできる?
鼻の手術の場合は繰り返しできない、もしくはしない方がいい手術がほとんどです。一回で済ませる技術をもった医師に当たることが大切です。次ページでは「レントゲンや耳鼻科でばれるか?」についてです。