水沢 真の恋愛コラム

恋愛における男女の異なる「わがままの境界線」

恋愛において、好きな人にアプローチする時、自分としては「これってわがままかな?」って考え躊躇してしまうことでも、実は相手にとってはわがままではなく、好意的に受け入れられていたりする場合が意外と多いものです。

水沢 真

執筆者:水沢 真

恋愛ガイド

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<目次>

男女で分かれる「わがまま」の見解…恋愛で自己主張を上手く伝える!

恋愛における「わがまま」

恋愛には自己主張を上手く伝えることがポイント

「こんなこと言ったら、相手に嫌われてしまうのではないか…?」「自分から誘って断られてしまったら落ち込んでしまうし、でも二人きりで会いたいけど、どうすればいいんだろう?」そんな悩みを抱えたことはありませんか?

実は女性が思うよりも、男性はもっと「自分に甘えて欲しい」「自分を頼ってほしい」という願望が強く、それが男性自身の自信にもつながっているのです。頼ってくれる女性ほど愛おしく見え、恋愛に発展しやすいもの。また、女性から想いを積極的にアプローチされることにも好意的に思う男性が多く、そのアプローチを受け入れる可能性も高いのです。

例えば、最初は自分に何の感情も抱いてなかったとしても、自分から積極的にデートに誘ったり、ランチに行ったりと、繰り返し誘い会っているうちに、いつの間にか好きになってしまうという現象が起こってきます。

この現象は実際に「単純接触の原理」という、同じ人を繰り返し見ているうちに違和感が消え、親しみが湧いてくるという原理で、心理学の研究でも立証されているのです。
 

「自己主張」と「わがまま」の境目を把握する

いざ好きな人にアプローチしようとすると、自分の相手に対する行動を控えめにしてしまう経験があるのではないでしょうか?

例えば、好きな人と2人きりになりたくてデートに誘おうとした時、「相手は忙しいのではないか?」という気遣いが先行してしまったり、勇気を出してデートに誘ったときに相手から1度断られたりすると、それ以降は誘う事を躊躇してしまい、相手の状況や気持ちを直接確かめることなく、自らの思い込みで行動を控えめにしていたりしないでしょうか?

自分が「こうしたい」という気持ちを相手に言葉と行動で伝えることは、相手に対する自分の気持ちを意思表示するものであり、それは自己主張となります。それは、相手にとって「自分をしっかり持った人」と好印象に映る可能性が高くなります。

むしろ、その自己主張を躊躇することによって、関係性は白にも黒にもなびかず、グレーのまま、結果相手との関係は「友達以上恋人未満」に発展しやすくなります。

「私は相手とこうなりたい」という関係性を明確にするために、相手に自分の願望を伝えるということは、決してワガママの範疇ではなく、自己主張であり、その自己主張をしっかり相手に言葉と態度で伝えてこそ、相手の本命になれる可能性が高くなるというものです。

自身が持つ相手への感情・願望はしっかりと言葉で伝えることで、相手は初めて自分の気持ちを知る事にもつながるので、気持ちを言葉と行動で伝えることは、決してワガママでもなければ、伝えることが相手に迷惑になるとも限らないのです。
 

相手が嫌悪感を示してしまうNGなわがままとは?

自分さえよければ良いという行動をしていませんか?

自分さえよければ良いという行動をしていませんか?

自己主張(気持ち)を伝えるタイミングを間違えてしまうと、それは相手にとってはあなたの「ワガママ」になってしまいます。

例えば、自分の気持ちを伝えることに対して早急に答えが欲しいと必要以上に迫ってみたり、相手の返答を待たずして相手の恋人気取りになってしまったり、あるいは相手に断られたにも関わらず、何度も相手に自分の自己主張を行うことは、相手の心の中で自己主張からワガママへと切り替わり、嫌悪感を高めてしまうことに繋がってしまうので、注意が必要です。

相手の返答に対して、次に自分がどう行動すべきか?をいちど考えてみると良いでしょう。

恋愛では、自ら積極的に行動し、相手に伝えていくことが、恋愛成就の近道とも言えます。ワガママなNG行動の一つ「相手の気持ちや状況を考えずに、自分だけが得をするような行動」は、相手にとってワガママに加えて嫌悪感も感じさせるようになります。

特に優しい相手ほど、最初は自分の行動を受け入れてくれていたとしても、しっかりと相手の気持ちを確かめ、距離感を合わせながらコミュニケーションを図らなければいけません。相手はそのコミュニケーションに気持ちが追い付かなくなり、あなたは恋愛対象から外れ、心が遠ざかり、連絡を取ることも躊躇してしまうことに陥る場合もあります。

自ら積極的に行動した時は、必ずその行動に対する相手の気持ちを、表情から汲み取ることだけでなく、言葉で伝え合うようにして、確かめることがポイントです。

好きな人ができた時、どちらかと言えば自分の行動に「これはワガママなんじゃないか?」と問いかけてしまい、行動を躊躇する傾向が多いと思います。自分がこれから行動する事を一度客観的に考え、行動するか否か選択することもまた、決して悪い事ではありません。

ですが、躊躇しすぎてもコミュニケーションが取れなくて、なかなかお互いの事を知ることができず、二人の距離感が縮まることはありませんし、逆に相手の気持ちや状況を考えずに先走って行動しすぎるのも、返って相手に犬猿されがちになり、恋愛できるチャンスは程遠くなってしまいます。

もし、今自分に好きな人がいて、その人にアプローチを考え、迷っている人は、これから自分が好きな人に対して考え、行動する事は、自己主張なのか?ワガママなのか?を一度整理してみると、相手にどう接していけば、お付き合いに発展できるかの答えが見えてくると思います。

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