ドイツ/ケルン

ケルン/ドイツ

ケルンといえば世界遺産の大聖堂が観光名所として有名ですが、じつは他にも見どころがいっぱいある個性的な街。ここでは街の歩き方からケルン名物、カーニバルやクリスマスマーケットなど楽しいお祭り、ケルンっ子の特徴までまとめてみました。これを読めばあなたもケルン通です!

坪井 由美子

執筆者:坪井 由美子

ドイツガイド

大聖堂だけじゃない! ケルンってこんな街

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ライン川沿いに建つケルン大聖堂と旧市街のパノラマ (C)Koeln Tourismun GmbH/Udo Haake

ケルンといえば大聖堂! この世界遺産があまりにも有名すぎるせいか、せっかくケルンに行っても大聖堂だけ見て終わり、という観光客が多いようです。だけどそれではもったいない!ケルンはドイツのなかでも一種独特の個性を持つ大都市で、大聖堂のほかにも見どころがいっぱい。では、いったいどんな街なのでしょうか? ここでじっくりみていきましょう。

ドイツ西部ライン川沿いに位置するケルンは、古代ローマ時代から交通の要所、商取引の拠点として発展しました。第二次世界大戦で街は壊滅的に破壊されてしまったものの戦後の経済成長のもと見事に復興。現在、ドイツで一番人口の多いノルトライン・ヴェストファーレン州のなかでも最大の都市となっています。

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名物ビール「ケルシュ」で乾杯!

ケルンは6つのテレビ局がある「メディアの街」、世界最大規模の見本市が開催される「メッセの街」、「現代アートのメッカ」、「オーデコロン発祥の地」、地ビールの「ケルシュ」、ドイツ最大のカーニバルなどなど様々な特徴で知られていますが、この街の一番の個性であり魅力は、街自体に根付くオープンな気質にあります。古くから多文化との交流が盛んだったケルンは、今や180か国以上もの外国人が住むコスモポリタンな街。ドイツのなかの南欧とも称されるほど陽気でフレンドリーな人々が多く、外国人やゲイなどマイノリティが世界一過ごしやすい街ともいわれているんです。

 


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ライン川遊歩道は市民の憩いの場

そんな多様性と寛容の精神に満ちた街を、ケルンっ子たちはとても誇りに思っているのですが、時に地元愛が強すぎることもケルンの特徴といえそう。特に地元サッカーチーム「FCケルン」(日本人選手も活躍中!)ファンの熱狂ぶりや、お隣のデュッセルドルフへのライバル意識はドイツではとても有名。デュッセルドルフに関しては全てにおいて対抗するのがお約束となっており、はたから見るとなぜにそこまで?! と不思議になるくらい。この街でデュッセルドルフの話はしない方が無難かもしれませんね。

ライバルの記事はこちら>>>デュッセルドルフ/ドイツ

次のページでは個性あふれるケルンの街を詳しくご紹介します。

ケルンへのアクセス

■航路
ケルンの最寄り空港は、ドイツで2番目に大きいケルン・ボン空港。空港駅からケルン中央駅まではSバーンで約13分。

日本からドイツへの直行便フライトのうちケルンに一番近いのはデュッセルドルフ行き。デュッセルドルフからケルンまでは特急列車ICEで約25分。

参考記事>>>ドイツへのアクセス・航空券

■鉄道
フランクフルトからケルンまではICEで約1時間~(ライン川沿いのコブレンツを経由する場合は約2時間半)
ボンからICEで約20分。

※ケルンは隣国からの国際列車も発着
ブリュッセルから約1時間50分
アムステルダムから約2時間40分

ケルンの見どころは次ページへ。
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