アイット・ベン・ハドゥへの道
対岸の村から望むアイット・ベン・ハドゥ。右に並んでいるのはタジン鍋
日本からモロッコへの直行便はない。ヨーロッパや中東を経由してラバト、カサブランカ、マラケシュ、フェズなどに入るのが一般的だ。格安航空券で15万円前後、ツアーは20万円前後から。
■周辺の世界遺産
喫茶店や土産物屋、見学用の住居として開放されているカスバもある
マラケシュからは大西洋岸の「エッサウィラのメディナ(旧名モガドール)」(マラケシュの西約170km)へのツアーやバスもある。
玄関口をラバトにする人は「ラバト:近代都市と歴史的都市が共存する首都」、フェズにする人は「フェズ旧市街」が楽しめるし、カサブランカの南西100kmほどには「マサガン(アル・ジャジーダ)のポルトガル都市」がある。フェズからは「古都メクネス」や「ヴォルビリスの古代遺跡」も日帰り圏内だ。
アイット・ベン・ハドゥのベストシーズン
丘の頂にたたずむアガディール
起点となるマラケシュの場合、夏の平均最高気温は38度、平均最低気温は20度。冬は17度と5度。最高気温はつねに日本より高いが、冬の最低気温は東京より低い。季節はもちろん、1日の中でも寒暖差が激しいので、服装には注意したい。
世界遺産基本データ&リンク
階段ピラミッドのようにも見えるアイット・ベン・ハドゥ
道は狭く、このような場所もある。敵の攻撃に備えてのデザインだ
登録名称:アイット・ベン・ハドゥの集落
Ksar of Ait-Ben-Haddou
国名:モロッコ
登録年と登録基準:1987年、文化遺産(iv)(v)
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