バレエ/大人のためのバレエ

O脚を直して美しい踊りを手に入れよう!

O脚の方の 「立ち方」 は、下半身が後ろに逃げて、上半身を前かがみにしている事が多いです。バーの力を借りて立てていても、センターではそうは行きません。下半身でしっかりと立つ事が要求されるのです。O脚だとなぜ動きが上手くこなせないのか、どうやったら直すことが出来るのか、考えて見ましょう。

執筆者:石島 みどり

「バー美人」 にはO脚の方が多いようです。

「バー美人」 にはO脚の方が多いようです。

O脚は骨が曲がっているわけではなく、関節部分での歪みが原因で起こります。大腿骨 (太もも) と頚骨 (スネ) の間の膝で作る、内側と外側の隙間が偏った場合に起こります。膝関節の使い方でO脚は改善できます。


O脚改善用のツールを使おう


O脚改善用のインソールがあります。O脚の場合、外側のくるぶしが落ちているので、このくるぶしを上げる必要があります。筋肉の力で行うのには無理があります。まずは正しい足の形を手に入れることから始めましょう。

おすすめのツールは、『MIZUNO ソルボウェッジヒールサポーター薄型』 です。かかとの外側と内側で高さが違うサポータータイプのインソールです。サポーターなので、踊っている最中にコロコロと動くことはありません。安心して踊りに集中できるはずです。インソールのせいで足に厚みが出来るので、このサポーターを着用する際は大き目のバレエシューズを用意してください。

 

ツールに慣れたら次の段階

インソールで正しいラインを作る事が出来ると、今まで使っていた筋肉を使えなくなるので、立ちにくいと感じるかも知れません。正しいラインを身体と脳が認識するまでに大体3ヶ月ぐらいかかります。3ヶ月を目安にインソールを着用し続けてください。その間に間違った筋肉を使わずに、正しい筋肉を作って行きましょう。

3ヵ月後にインソールを外し、正しい筋肉のみで立てるかどうかの確認をして見ましょう。こちらは1ヶ月を目安に。筋肉の使い方がまだ不十分だと思ったら、またインソールを着用してみましょう。今度は3ヶ月ではなく少なめにしてみましょう。このように徐々にインソールなしの立ち方へ移行しましょう。筋肉が徐々に強化されていくはずです。


バーのみでもOK

インソール着用は、最初はバーのみでも良いと思います。バーで着用する際は、今までバーに頼っていたことを実感できるはずです。それを徐々に緩めて行き、手ではなく脚で立っていることを感じてみましょう。

センターでは、まだまだ慣れないと思いますので、インソールを外して、バレエシューズも履き替えて踊ってみてください。バーとセンターでの立ち方の差を実感するのに役立てましょう。


O脚に左右差がある場合の改善法

右はO脚で左はまっすぐという場合もあるかと思います。その場合は、右は左右高低差があるインソール、左は高低差のないインソールを着用してください。立ち易いほうばかりに重心を乗せる癖が改善されるはずです。


ぜひO脚を改善して踊りやすい立ち方を手に入れてください。検討をお祈りします。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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