スウェーデンの子供が最初に作れるようになるお菓子、チョコレートボール/Chokladboll
チョコレートボールはスウェーデンのお茶菓子の定番!
チョコレートボールとダムスーガレは、よく一緒に並んでおいてあります
街中のカフェで見かけてもなかなか挑戦しにくいのが、この黒い小さなボールに白い粉がかかったお菓子です。名前はチョコレートボールと呼ばれるのが一般的ですが、ココスボール(kokosboll)やハーベルボール(Havreboll)と呼ばれることもあります。チョコレートボールはオーブンを使わない、焼かないお菓子なので、子供達が最初に作れるようになるお菓子の代表格であり、スウェーデンでは馴染みの深いお菓子です。材料は、バターとオートミールを主とし、砂糖とカカオ、コーヒーなど。よく混ぜた後に、ココナッツのフレークやニブシュガーなどがまぶしてあります。スーパーマーケットには、1つずつ袋に入ったものもあれば、何個かが一緒になったパックもあります。名前や会社によって多少材料が異なるのも楽しいところ。チョコレートボールを見つけたら、たいてい一緒に並んでいる「ダムスーガレ(Dammsugare)もしくはプンシュルッレ(Punschrulle)」と呼ばれるお菓子も見逃せません。ダムスーガレはスウェーデン語で掃除機を意味しており、そのユニークな形と緑のマジパンは目を引きます。ぜひ、チョコレートボールとともに試してほしいと思います。
シナモンロールのお手軽版、ギフラル/Gifflar
シナモンロールのお手軽版。種類も豊富でどこでも気軽に食べられます
こんな風に壁にかかっていることが多い。目についたら買ってみよう
スウェーデンといえば、シナモンロール。街のカフェをのぞけば、シナモンロールのないところはありません。そんなシナモンロールのお手軽版がこちら、ギフラル。スウェーデンの人々がいつでもどこでも、朝から深夜まで楽しめるように考案され、味も豊富な6種類。定番のシナモン味から、ブルーベリー、チョコレート、バニラ、サフラン、ジンジャークッキー味とあります。ギフラルは、スウェーデン大手のパン屋、ポーゲン(Pågen)によって製造されています。ポーゲンは1878年創業の古い会社で、このギフラルも1970年代に、たまたまシナモンロールの生地を落としてしまった時に見えた形が美しかったことから生まれました。スウェーデンのスーパーマーケットで置いていないところはないこのお菓子。お土産に持って帰ることもできますし、ちょっとお腹が空いた時用の旅の非常食にもピッタリです。