ポロポロ葉っぱも捨てないで!
この記事をご覧になっている方には、既にいろんな多肉植物を育てているという方も多いでしょう。様々な種類を組み合わせて、空き缶や使わなくなった小皿などで雑貨感覚で楽しんでいるよ、というベテランさんもいらっしゃると思います。そんな方々にとっては、いまさら……なことかもしれませんが、あえてビギナーの方たちのために申し上げます。多肉植物を触ったときにポロッと落ちた葉っぱ、植え込み時に切り取った葉っぱは捨てないで!
何故か?その理由は、その葉っぱから子苗ができるからにほかなりません。品種にもよりますが、多肉植物は切り取ったり落ちてしまった葉を砂や培養土の上に置いておくだけで、そこから新たな葉が出てくるという恐るべき能力をもった植物なのです!
ガイド記事でご紹介した「多肉ボール」のような大物に果敢にチャレンジした方は、さぞかしたくさんの葉がポロポロ落ちたことでしょう。それらから可愛い多肉ベイビーを育てて、今度はインテリアで楽しんでみましょう!
ありがたや、100円ショップ
近頃は100円ショップでもステキなインテリア雑貨が手に入るようになりましたよね。今回使うのも、そんな100円ショップで見つけた可愛い雑貨たちです。材料はセリアとダイソーの園芸コーナー、インテリアコーナーで使えそうなものをチョイス。もちろんご自宅にあるものを利用してもOKです。底穴のない器でも、ゼオライトなど根腐防止剤を入れて水やりに注意すれば、鉢として使えますよ。どれもドールハウスの調度品のように小さいものばかりですが、さてこれらと多肉がどのようにコラボするのかお楽しみに!
5ミニッツでも可愛い!
まずはほんの小手調べとして、超のつく初心者の方でも5分できる!多肉のミニミニ鉢です!作り方はいたって簡単で、5ミニッツどころか3ミニッツでもいけるでしょう。手順は用意した小さなバケツを鉢に見立てて培養土を入れ、多肉ベイビーをピンセットで差しこむだけ……と、解説するほどのことでもありませんでしたね。それでも、ミニベンチと組み合わせるとこの可愛さ!「可愛い」って、5分で作れたんですね。
さあ、この調子でどんどん作っていきましょう!下の画像も5ミニッツでできる、多肉ベイビーの寄せ植えです。上のバケツ型では発芽した状態に見立てて、小さな多肉をあえてスカスカに植えましたが、こちらはもう少し生育した多肉を密に植えこみました。
一つの鉢にポンと一種類の植物を植えるのは簡単ですが、多肉ベイビーといえども、通常の寄せ植えを意識して植えこんでみましょう。親株となる葉っぱも、そのまま植えこんでOKです。
右下のワイヤーバスケットは、土がこぼれるのを防ぐために湿らせてから絞った水苔を敷き、そこに培養土を入れて多肉を植えこみました。小さい器に水苔を敷くので、左の鉢よりは少し手間がかかります。
右は、家にあったワイヤー製の小さな鳥かごです。これもワイヤーバスケット同様に、水苔を敷き詰めてから中央に培養土を入れて、ピンセットで多肉を差し込みました。上部の網目が狭いため立派に生育した多肉植物などは入れられない構造ですが、その点小さな多肉ベイビーならピッタリです。
さて、チマチマとした可愛らしい多肉の寄せ植えが幾つかできました。今度はこれらを組み合わせて、多肉ベイビーたちが映えるミニステージを作りましょう!
次ページは、多肉ベイビーのためのミニステージ2種をご紹介します!