しかりべつ湖コタンとは?
北海道鹿追町にある然別湖。日本で一番長く凍り続ける湖上で、北海道の冬を代表するイベント、「しかりべつ湖コタン」が毎年開催されます。コタンとはアイヌ語で集落のこと。その名のとおり、雪と氷で作られた幻の集落には、アイスバーや宿泊体験が出来るアイスロッジ、チャペルなど様々なイグルー(雪洞の家)が建ち並びますが、他に、なんと露天風呂も出現します!
その露天風呂も雪と氷で作られた浴槽のため、極寒の時期限定。春には溶けてしまいます。寒い冬が楽しみなこのイベント「しかりべつ湖コタン」の幻想的な世界を徹底的にご紹介します!
絶景! 氷上露天風呂は源泉かけ流し
「しかりべつ湖コタン」に設置された露天風呂は2つ。混浴露天風呂となっておりますが、時間によって女性のみ入浴可能な時間帯もあります。
浴槽のサイズが3人も入ったらいっぱいなサイズなことと、入浴されている様子が確認できたら他の方はなかなか入りにくいので、混浴が心配な方でも大丈夫かと思われます。水着や湯浴み着着用可です。
20時から22時までの女性専用時間に行きましたが、(男性は18時から20時)とても静か。コタンのイベントには多くの方が訪れているのにもかかわらず、温泉へ入る人はそういらっしゃらないのは、やはり寒いからでしょうか?日中は氷点下13℃程でしたが、夜は氷点下20℃を下回ります。
氷点下10度以下の気温。氷で作られた脱衣所はやはり、中に入っても、かなり寒いです。さっさと脱衣していざ露天風呂へ!
源泉の温度は75℃。湯温は40℃程ですが、冷えきった体がじんわりと温まります。泉質は、ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉。保温保湿効果のある湯は、浸かれば天国そのもの。
源泉かけ流し、薄緑に濁った湯は、湯に浸かって程なくするとじんわりと汗がでるくらい。保温保湿効果が期待できる湯は、湯上がり後はしっとり、そしてポカポカが持続します。
眼の前には純白の世界、そして原生林の山々を楽しむことができますが、晴れた日の写真を見ると、もっと素晴らしい世界が広がっていました。晴れた日の日の入り、日の出は感動的とのこと。
ここでしか体験できない世界で唯一の氷上露天風呂。貴重な極上の湯、感動です。
次のページでコタンの様子やアイスバーなどをご紹介します!