「本学の歴史は1949年に設立された電気・電波学校に始まります。その後、1967年に工学部のみの単科大学として熊本工業大学を開学し、芸術学部を新設した2000年に現在の校名である崇城大学に改称しました。さらに2005年には薬学部を設置し、現在に至っています」(入試課 課長 江藤茂樹氏)
崇城大学工学部の宇宙航空システム工学科では、航空整備士やパイロットを養成する専攻課程が設けられており、熊本空港に隣接したキャンパスで学ぶことができます。
「全国の大学で初めてパイロット養成の一貫教育を行なうことができるのも本学の特長のひとつです」(江藤氏)
現在、パイロット不足が深刻となっており、そのため日本航空では2015年度から私立大学のパイロット養成課程の学生を対象に最大500万円を給付する奨学金制度を設立することが発表されました。報道によると、全日空でも同様の奨学金制度を検討しているようなので、航空分野の奨学金への注目度は今後高まっていくことが考えられます。
大学がベンチャー起業家の輩出を支援
崇城大学では、自学の学生(大学院生含む)「崇城大学ビジネスプランコンテント」を開催し、様々なアイデアを持つ学生の起業プランも応援しています。第一回目の開催となった2015年1月24日の同コンテストでは、学内から61組の応募があり、30組が一次審査に通過、二次審査を経て、7組(22名)がファイナリストに残りビジネスプランを発表したそうです。
(参考)崇城大学ビジネスプランコンテスト WEBページ
大学が若者の起業マインドをバックアップすることは素晴らしいことだと思いますし、工学系と芸術系が融合することで、発想力豊かな面白いベンチャービジネスが誕生するかもしれません。
就職実績にもこだわりを持つ崇城大学
文系に比べて理工系は就職に強いと昔から言われていますが、崇城大学は2014年度の実績で98.1%(全国平均94.4%/九州平均90.8%)と高い就職率を実現しています。「就職率は、今では大学選択の重要要素となっていますが、本学がこだわっているのは正社員としての内定獲得です。さらに、今後は就職希望者を分母にしたものではなく、卒業生数を分母にした“絶対就職率”を上げるべく更に努力していきます」(江藤氏)
いくら学費支援があったとしても、就職できなければ進学した意義が半減してしまうので、入試広報部と就職部が連携した崇城大学の取組みには注目していきたいと思います。
ミライクプレミアムは成績上位20名までと狭き門となっていますが、ミライク50は成績上位200名までとかなり門戸が開かれています(一般入試前期の工学部・情報学部・生物生命学部・芸術学部の4学部)。
大学を挙げて入口(進学)と出口(就職)の両方を支援する崇城大学のミライク奨学金制度にチャレンジしてみてはどうでしょうか。