企業がクラウド導入を決めたポイントとは?

「クラウド」という言葉もだいぶ浸透してきましたが、実際にビジネスでクラウドサービスを検討・導入される時には、どのようなポイントに気を付けているでしょうか?

総務省の「平成25年版 情報通信白書」によると、クラウドサービスを利用していると回答した企業は約3割。導入理由の第1位は「資産、保守体制を社内に持つ必要がないから」で、以下「初期導入コストが安価だったから」「既存システムよりもコストが安いから」と続きます。

「平成25年版 情報通信白書」より

「平成25年版 情報通信白書」より

ここから、主にコスト面と運用・保守面にメリットを感じて導入を決めた背景が見えてきます。このような他社の導入理由は、これから導入を検討する企業にとっても、判断材料になり得ますね。

こうした情報を参考に、クラウド導入に際してのメリットとデメリット、そして注意すべきポイントをチェックしてみましょう。

 

メリット:利便性、安い導入コスト、機能の選択肢が多い、運用・保守コストの削減

経理や営業管理など、社内システムのクラウド化が進んでいると言われていますが、これはやはり、同じ機能を持つシステムをイチから自社開発したり、既存のパッケージソフトを購入・導入するケースに比べて、格段に新規導入コストが安いから。導入までのタイムロスも少なくて済むため、すぐにサービスを利用開始できるのも利点です。

時間・場所・端末を選ばないクラウドが、仕事や働き方を変える!?

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クラウド上のシステム(サービス)であれば、関係者全員が、いつでもどこでも、どの端末からでも最新情報を把握・更新できるという利便性の高さも魅力的。働き方の選択肢も広がります。

さらに、導入プランを複数用意しているクラウドサービスも多く、利用開始時は低価格帯のプランを選び、企業の成長に合わせてより高度な機能を満たしている高価格帯のプランに変更していくなど、コスト・機能面での選択肢が多いことも特長の一つです。

また、もう一つ大きな費用対効果として期待できることに、運用と保守を社外に任せられる点があります。

いったんクラウドサービスを利用すれば、通常はサービス提供元がサービスの維持やメンテナンスを引き受けますので、利用者側である企業内で運用・保守作業が発生するケースはほとんどありません。

バグ(不具合)の修正や機能のバージョンアップも、基本サービスの中に含まれていることが多いため、都度、追加費用が発生することもなく、決まったコストの範囲で運用できるのは、大きなメリットではないでしょうか。

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