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松坂城跡、江戸時代から残る武家屋敷と本居宣長への旅(2ページ目)

松阪牛が出迎える松阪駅から松坂城跡を登り、武家屋敷「御城晩屋敷」の周辺を散策し江戸時代を感じてみましょう。国学者・本居宣長の素顔に触れる旅も楽しいですよ。

大石 ゆう

執筆者:大石 ゆう

三重ガイド

武家の子孫が今も住んでいる御城番屋敷は美しい

御城番屋敷

御城番屋敷の生垣です。


松坂城跡から見下ろすと、御城番屋敷(ゴジョウバンヤシキ)がよく見えます。御城番屋敷というのは、松阪を警護する「松阪御城番」という役職の武士20人とその家族が住んでいた武家屋敷です。全国的に現存する江戸時代の武家屋敷では一番大きく、現在でも横須賀組の末裔である「合資会社苗秀社(びょうしゅうしゃ)」の方が住んでいます。なんと、徳川家康公が「この者ども秘蔵の者につき一人も散らすな」という遺訓を遺した祖先をもつ人々なのです。初代松阪市長の小出三郎氏もその一人です。

建物一戸あたりの坪数は約32坪です。紀州藩が松阪の一流の大工を集めて作ったそうで、釘は一本も使っていないとのことです。屋敷の石の置き方も耐震性が工夫されていて、長屋方式であることから、一軒建てなら倒れても十軒をつなげる形であるからなかなか倒れないそうですよ。
御城番屋敷

一般公開されている御城番屋敷内部です。

一般公開されている家もありますので、江戸時代の武家の暮らしを垣間見ることもできます。御城番屋敷は、平成16年に国重要文化財に指定されました。

御城番屋敷(ゴジョウバンヤシキ)
松阪市殿町1385番地(松阪城に隣接)
TEL:0598-26-5174 

「本居宣長記念館」で日本を学ぼう

松阪が生んだ有名人といえば、国学者の本居宣長。古事記の研究で知られている宣長ですが、木綿商の家に生れて商売の勉強をしたもののうまくいかず、10代の頃は今でいうところの「引きこもり」の生活をしていました。その頃描いた地図が本居宣長記念館に展示されています。

日本地図

本居宣長が17歳の頃描いていた日本地図です。実際には測量はしていません。

10代の頃からいろいろなデータ収集をしていて、膨大な量のメモが残されています。教科書に登場する国学者としての宣長の顔だけではない、ファンタジーの世界に遊んでいた若者の姿も記念館では知ることができるのですよ。

本居宣長

本居宣長記念館の学芸員さんです。絵は本居宣長さんの自画像です。

自分の装いや鈴のデザイン、死んでから入るお墓を考案したり、医者として治療に携わったり、国学者の賀茂真淵との出会いや初恋の人と結ばれたりと言った人間的な本居宣長に触れるのは楽しいものですよ。学芸員さんにガイドを申し込まれてはいかがでしょうか。

本居宣長

本居宣長がご祭神の神社です。

松坂城のすぐ隣で、学問の神様としてお祭りされていました。
古事記

本居宣長の直筆「古事記」です。

まさかご自分が神様になるとは、古事記の研究をしているときは考えてもいなかったでしょう。人生は面白いですね。

本居宣長さん

本居宣長のイラストです。

本居宣長記念館
住所 〒515-0073 三重県松阪市殿町1536-7(松阪城跡に隣接)
電話 0598-21-0312 FAX 0598-21-0371
http://www.norinagakinenkan.com/
Eメール info@norinagakinenkan.com
開館時間 午前9時から午後4時30分
休館日 月曜日・年末年始休館
入館料 本居宣長記念館・旧宅(共通)
大人400円・大学生300円・子供(小学4年から高校生)200円
※団体・身障者割引有り
交通 松阪駅(JR・近鉄)  徒歩15分
バス「松阪市役所」  徒歩5分
伊勢自動車道 松阪インター 10分
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