三重の観光・旅行/三重のグルメ

「その手は桑名の焼きはまぐり」は初夏が旬なのです。

十返舎一九の『東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)』で弥治・喜多の両人が食べたほど有名な桑名のはまぐりは、5月末~8月上旬が食べごろです。桑名でおすすめの「はまぐり料理」や、はまぐりが学べる「はまぐりプラザ」、そして「七里の渡し」について合わせてご紹介します。

大石 ゆう

執筆者:大石 ゆう

三重ガイド

桑名といえばはまぐり料理

三重県桑名市の特産といえば「はまぐり」です。『その手は桑名の焼きはまぐり』という言葉(江戸の人はシャレで「その手は食わぬぞ!」を、「その手は桑名の焼き蛤だ!」と、言い換えていたそうです)もありますが、「焼きはまぐり」は滑らかな舌触りと柔らかさが格別でとてもジューシーな味わいです。「東海道中膝栗毛」の弥次さん、喜多さんでその美味しさは全国的におなじみになっています。

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焼きはまぐりです。


はまぐりは、木曽三川河口域で漁獲されています。江戸時代は将軍家に献上されていましたし、現在も東京の高級料亭で重宝されています。それは、桑名のはまぐりは全国でも珍しくなった日本古来の「ハマグリ」種だからなのです。

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はまぐりの雑炊です。


はまぐりの旬は初夏の5月末から8月の上旬。それは9月に産卵を迎えるからです。桑名では海苔の養殖もあり、海苔用の杭を抜いた後で大きなはまぐりが採れることも多いそうですよ。また、6~7年もののはまぐりは大きいので、焼きはまぐりよりも酒蒸しの方が美味しくいただけるとのことでした。

確かに大きな身が口の中いっぱいになり、甘くて素晴らしい味わい。「美味しい、美味しい、しあわせ」と何度も言葉が出てくるほどでしたね。

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はまぐりの酒蒸しです。


今回お昼に伺った「丁子屋」では酒蒸しに地酒の「青雲」を使っているそう。新名神が開通してから関西からの来訪が増えたことで、酒蒸しの人気が高まっているとのことでした。

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昼はま膳をご一緒した根付職人の梶浦明日香さんです。


リピーターも多く、娘さんがお店に来店されて美味しかったからと、家族全員で再来店ということもあったそうです。月に一度は外国からの団体のお客様もあり、ほとんどの方はそのまま美味しそうに召し上がるそうですが、自国の調味料を持ち込むケースもあったと聞きました。日本料理を初めて食べる外国の方にとっては、少々刺激が少ないのかもしれませんね。私にとっては、感動の美味しいはまぐり料理でした。

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丁子屋七代目の大村宗玄健司さんです。


丁子屋七代目の大村宗玄健司さん。創業170年のお店を経営されています。桑名市内の飲食店ではホームページを早くから立ち上げ、お店の営業が終わってからコツコツと作っていた話をうかがいました。日本料理の伝統を守りつつ最新のITをいち早く取り入れたお店です。伊勢神宮でのお仕事の依頼も最近受けたとのことで、今後ますますのご活躍が期待できますね。

はまぐり・ふぐ・鰻 桑名 丁子屋 ~日本料理店~ (ちょうじや)
所在地 三重県桑名市寿町3-56-1
※西桑名駅から402m
電話 0594-22-6868
営業時間
11:00~14:00(L.o13:30)
17:00~21:00(L.o20:30)
定休日
木曜・第3水曜
http://www.choujiya.com/

次は「はまぐりプラザ」とはまぐりが買えるお店についてです。

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