就活は個人競技ではなくチーム競技
毎年、就職活動の季節がやってくると、学生から「就活成功の秘訣は何ですか?」と聞かれることが多いが、正直就活に必勝法など存在しない(ガイドとしては「あります!」と自信を持って言いたいところだが……)。しかし毎年多くの内定を獲得した就活生の傾向を見ると、いくつか共通点が見えてくる。その1つは就活を「個人競技ではなく、チーム競技でやっていること」で、要はいかに自分の就活の支援者や仲間を得ているかだ。その中には今後の就活を支え合える就活生、そしてアドバイスをくれる内定者や社会人のOBOGもいると思うが、ぜひ味方にしてほしい支援者が「親」だ。
親を味方にすることで就活を成功に導こう!
しかし企業だけではなく、就活生こそ「親」をまず味方にすべきなのだ。
それは内定先を決める時だけではない。就職活動を始めるとき、そしてまさに就職活動の最中にも相談したり、応援してもらえればこれほど心強いことはない。
なぜならば就職活動では説明会や選考会場に行く際の交通費やリクルートスーツの購入など思った以上にお金がかかる。もちろんアルバイトなどでお金を貯めることも大事だが、就活中はなかなか働く時間も確保できないので親からの援助が必要になることもあるだろう。また万が一志望企業に不合格になって落ち込んだ時にも精神的に支えてくれるはずだ。なんでもかんでも「親を頼る」ということではない。「個人」よりも「チーム」の方が、就活はずっとやりやすいということだ。
そんな就活にとって最も重要な支援者である「親」の理解を得て応援してもらうことは、就職活動を成功に導く上で大切なことではあるが、ではどうやって親からの理解を得ればよいのだろうか。
それには実は企業が近年取り組んでいる「オヤカク」が有効な手段だといえる。