バレエ/大人のためのバレエ

男性と踊るのなら、長い腕の男性と…

いつかは踊ってみたい男性とのグラン・パ・ド・ドゥ。男性に支えられてくるくるとピルエットが回れたら、さぞ楽しいでしょう。舞台で女性がピルエットで回される場合、たいていの女性はチュチュを着用していますので、男性との距離がチュチュ分は離れることになります。したがって、男性の腕は、長いほうが踊りやすくなります。

執筆者:石島 みどり

男性の腕の長さが女性の踊りやすさに関係しています

男性の腕の長さが女性の踊りやすさに関係しています

バレエを踊っている女性なら、いつかは踊ってみたい男性とのグラン・パ・ド・ドゥ。大人からバレエを始めた方でも、その想いを密かに抱いている方は結構たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

普段のバレエレッスンは、女性が一人で踊ることを前提にした技術の習得をします。それなくして、男性と組んで踊ることなどあり得ないのですが、男性にポートされるレッスンは、どこでも受けられるというわけではありません。

したがって、回転技のピルエット一つとっても、男性に支えられてくるくるとピルエットが回される感覚は体験して初めて感じられる心地よさです。ただし、男性と組む場合、誰とでもいいということはなく、男性の技術や身体条件など、あなたと合う合わないがあります。

たとえば、ビルエット。舞台で女性がピルエットで回される場合、たいていの女性はチュチュを着用していますので、男性との距離がチュチュ分は離れることになります。このとき、男性の腕は、長いほうが踊りやすくなります。


腕が長いと…


男性が女性をピルエットで回すとき、男性の腕が短いと腰を後に引いてバランスのとりにくい体勢になります。へっぴり腰の体勢だと、何かの弾みで女性がバランスを崩したときに支える事ができなくなります。これでは女性は安心してピルエットを回ることは出来ませんね。

女性が自分ひとりで踊っているときのような自由な動きをするためには、男性の腕は長いほうが良いですね。お互いの距離が近すぎず遠すぎず、とても心地よい距離に収まります。

日本人男性の平均身長は173cmぐらいですから、そうなると当然腕もそれなりの長さとなります。もし、男性パートナーを選べるのであれば、なるべく身長が高く、腕の長いダンサーを選びましょう。

腕の長さでどれだけサポートの感じが違ってくるのか、沢山の男性ダンサーと踊ってみるのもお勧めです。腕は長いけれど、筋力不足では話になりませんからね。また、女性のバランスがどうなっているかを感じ取れるバランス感覚も大事です。オフバランスの状態では、腕力で回そうとしても上手くピルエットは回せません。腕が長く、筋力とバランス感覚がしっかり付いている男性ダンサーを探しましょう。


ぜひ、男性と踊れる機会を増やして、自分にぴったりの男性ダンサーを見つけてくださいね。一人で回っているときよりも多く回転できる驚きを体感するためには、やはり男性の力が必要です。翻って、その感覚を一人で踊っているときに活かせれば、実力アップ間違いなしです。お試しあれ!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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