毎月、先月までに発表されたニュースの中から今後の動向が気になるトピックスを厳選してお届け。今回は2014年11、12月分です。
【今回注目したニュースはこれ!】
目指せ!「再生可能エネルギー」事業のプロフェッショナル
2012年7月にスタートした「固定価格買取制度」をきっかけに、俄かに注目が集まっている再生可能エネルギー発電事業。新たな事業者の参入が増加する一方で、この分野で働く人たちに必要なスキル・知識の明確化や、対応する研修プログラムなどの学習体系の整備はまだ十分になされていないというのが現状です。
そこで、エネルギー事業を管轄する経済産業省は、新しく再エネ分野の人材育成の指標「再生可能エネルギースキル標準(Green Power Skills Standard : GPSS)」を策定。この分野に関わる人材の職種を定義したり、ビジネスに必要とされるスキルや知識の体系化に乗り出しました。
今後は、この「GPSS」が、再エネ分野の共通言語として用いられることが期待されています。
ところで過去にも、今回のように経済産業省肝入りで、特定分野のスキル標準の策定をしたケースがあるのですがご存知でしょうか?
それが「経理・財務サービススキルスタンダード」。企業からの要望に応えて策定された、経理・財務の専門スキルを的確に評価するための「モノサシ」ですが、2005年には、これに準拠した新検定試験「経理・財務スキル検定(FASS)」が誕生しています。
今回の「GPSS」についても、同じような流れになるのか、ならないのか?まだまだ未知数ではありますが、新たなビジネスの潮流である再エネ分野の行方と合せて注目してみましょう!
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