ofは「材料」、fromは「原料」
前置詞ofは「○○は××の一部である」「○○は××から出ている」という意味であること、その使い方がfromと似ている場合があることなどを説明してきました。前のページで紹介した文は、以下のようになります。milkはbutterの「原料」なので、Butter is made from milk.
(そのシャツはシルクでできている)
2)Butter is made from milk.
(ミルクはバターでできている)
お気づきかもしれませんが、素材の形が残っている「材料」の場合はofを使い、素材を加工してしまう「原料」の場合にはfromを使います。この意味のofは、 a bag made of paper(紙でできた袋)、a knife made of silver(銀でできたナイフ)のように使うこともできます。
afraid ofの後に続くのは?
ofは形容詞の後について、慣用的にも使われます。例えば、以下のような例です。I'm afraid of darkness.(私は暗闇が怖い)
I'm tired of this hot weather.(この暑さにはうんざりだ)
It's very kind of you.(どうもご親切に)
afraid(怖い)、tired(うんざりして)、kind(親切な)のいずれも、ofの後に続く言葉から生まれ出てくるものです。つまり、以下のように考えることができます。
I'm afraid of darkness.(=怖いという気持ちは暗闇から生まれる)
I'm tired of this hot weather.(=うんざりだという気持ちはこの暑さから生まれる)
It' very kind of you.(=親切さはあなたから生まれる)
このように発展させることで、ofをさまざまな場面で使うことが可能になるのです。例えば以下の文の場合、( )の中にはどんな言葉が入るでしょうか。
1)It's ( ) of charge.(それは無料です)
2)I've ( ) of it.(それについて聞いたことがある)
ヒントは、1)は「それはcharge<料金>から解放されている」ということ、2)は「it<それ>から聞くという行為が生まれる」。
答えは次のページで!