「スカイズ タワー&ガーデン」が竣工
豊洲ふ頭の新街区にトライスターデザインのシンボリックな外観
総合ディベロッパー6社の大規模共同プロジェクト「東京ワンダフルプロジェクト」の第1弾として多くの注目を集め、総戸数1,110戸が約10カ月間で完売した人気マンション「スカイズ タワー&ガーデン」(三井不動産レジデンシャル 東京建物 三菱地所レジデンス 東急不動産 住友不動産 野村不動産、土地売主は東京電力)が完成しました。地上44階建てトライスターデザインのシンボリックな外観。制震、免震を組み合わせたシミズ・ハイブリット免制震システムの採用。地熱や太陽光を利用したエコシステム、敷地の約46%を緑地空間としたランドスケープなどまさに知を結集したプランニングでした。隣接街区の「ベイズ タワー&ガーデン」との相互利用が可能な、多彩な共有施設も魅力です。その実際を紹介します。
「スカイズ タワー&ガーデン」を訪ねてまず感じたのが、トライスターデザインの3つの空間を活かしたランドスケープデザインによる緑地空間の多さです。植栽を周囲に施したエントランスプラザはもちろんのこと、海風の丘、万緑の杜と名付けた緑地空間を設けています。
計画段階で、周辺エリアの生態系調査を実施。固有の自然をランドスケープに活かしています。敷地に植えられる中高木は約2200本にも及びます。実際に万緑の杜を歩くと、リズミカルに植物が配され水辺も設けるなど寛ぎの空間が広がります。こうした自然は、1階のガーデンラウンジなどからも眺められ借景としても楽しめます。
さらに、目を惹いたのが特徴的な共用施設です。パーティールームやキッズルームとともに、ジムやプールも1階に設けられています。
トライスター型のデザインの特徴として、開口部がワイドになります。結果的に多くの施設は、緑地にワイドに面しリゾート感覚溢れる空間を享受できます。
建物の先端に位置するプールからは、3方向に緑が広がります。ジムの窓先にも自然の景色が。清々しい印象を受けます。
ちなみに、ジムの利用料は1回100円、プールの利用は1回500円とのこと。非日常的な暮らしを日常的に楽しめるのはとても魅力に感じました。
次のページでは、上階の施設等を紹介します。