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マチュー・ガニオ『美の饗宴』インタビュー!(4ページ目)

パリ・オペラ座バレエ団エトワール マチュー・ガニオが、日本の伝統芸能・能と異色のタッグを実現! 2015年新春、能楽堂をステージに『美の饗宴』を繰り広げます。ここでは、来日を控えたマチューにメールインタビューを敢行! 上演の経緯と舞台への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

小野寺 悦子

バレエ ガイド

ダンス専門誌、劇場・カンパニー広報誌、公演プログラム、ウェブなどで執筆するほか、舞台・映画などエンターテインメント全般のインタビュー&執筆など幅広いジャンルで活動している。

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能舞台は決まり事も多く、普段の舞台とは勝手の違う部分も多々あると思います。作品はどの程度アレンジされるのでしょう? 能舞台をステージにする上で、困難な点や驚き、期待感などありましたらお教えください。

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『土蜘蛛』(C)生原良幸

マチュー>マンシーニには能舞台の写真や図面を見せていて、彼もとても興味を持ってくれています。彼は劇場の舞台以外での上演も多く手掛けているので、能舞台を有効的に使うアイディアも沢山ある。とはいえ、能舞台の奥にある松の絵の扱いや、幕が無い点など、クリアしなければならない問題はいろいろあります。

『眠りの森の美女』のヴァリエーションについては、日本に行ってからのアレンジになりますが、渡り廊下のような長いソデを生かしたいですね。

私自身ヨーロッパでもこのくらい小さな会場で踊った経験はありますが、やはり能舞台となると意識も違ってきます。日本文化の伝統的な場で異文化のバレエをどう表現できるか、とても興奮しています。


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(C)Hidemi Seto



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