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マチュー・ガニオ『美の饗宴』インタビュー!(2ページ目)

パリ・オペラ座バレエ団エトワール マチュー・ガニオが、日本の伝統芸能・能と異色のタッグを実現! 2015年新春、能楽堂をステージに『美の饗宴』を繰り広げます。ここでは、来日を控えたマチューにメールインタビューを敢行! 上演の経緯と舞台への想いをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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能とバレエがタッグを組む異色の本作。オファーがあったときの心境は? 
出演を決めた最大の理由は何だったのでしょう?  

マチュー>今年の夏、私が出演した公演に梅若先生がお越しになり、大変光栄なことに私のバレエを観てくださいました。その後開かれたレセプションで梅若先生に声を掛けていただき、彼の能舞台のビデオと写真を頂戴したのが初めての出会いです。

梅若先生から一緒に何か出来ないかとオファーをいただいたときは、これは私にとって素晴らしいチャンスだと思い喜んでお引き受けしました。ジョン・ノイマイヤーやローラン・プティ等、バレエ界の中でも能に興味を持っているアーティストは多く、彼らは日本へ行くたびに能舞台を観ていると言います。私も彼らからそうした話を聞き、ちょうど能に興味を持ち始めていた頃でした。


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(C)Michel Lidvac



実際に能をご覧になった経験はありますか? 
また、今回饗宴する梅若氏にはどんな印象を持ちましたか?

マチュー>残念ながら、ビデオ以外ではまだ一度も能を観たことはありません。バレエやクラシック音楽に対する梅若先生の造詣の深さに比べると、恥ずかしい限りです。

梅若先生とはまだ一度しかお会いしていませんが、日本そのものを体現するかのような大きさと静けさ、そして子供のようなユーモアを持つ方、という印象を抱きました。

今回の公演で何日間かご一緒できるので、神髄とまではいかなくとも、能芸術の世界に触れることができればと思っています。


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「エトワール・ガラ2014」より 
(C)Hidemi Seto





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