相手が外国人というだけで親が大反対!
ドラマでは:まず、エリーの母親が大反対(父親はすでに他界)。エリーの話に耳を傾けようともせず、結婚を認めてもらえないまま、2人は駆け落ち同然で日本に来たという設定。
実はお母さん、「文化・習慣がまったく違う国で、差別されたりイジメを受けるかもしれない」と、本当はエリーのことを心配していたのです。
日本では、マッサンの実家でやはり母親が大反対。とにかく「嫁が外国人」ということが許せない。息子マッサンの話も聞かず、エリーに対してはほぼ拒否反応。帰国から半年後に再び里帰りした時は、エリーを女中として扱い、腕を上げた和食を作っても、マッサンの姉妹は感心するのに母親はけなすばかり。しまいには「お願いだから政春と別れて国に帰ってつかあさい」と泣き落としにかかります。
まあ、この時代ですから、家族の反対は当然だったでしょう。泉ピン子さん演じるお姑さんは、恐いくらい迫力満点でした。
現代では:
当時に比べると国際結婚の婚姻数が飛躍的に増え、もはや珍しいことではない時代になってはいますが、それでも相手が外国人というだけで親から反対されるカップルは少なくないのです。しかも、感情的になるのか、母親のほうが強固に反対するという傾向も見られました。
しかしそれは、国際結婚の意志を告げた時の“条件反射”とでも言ってよいようなもので、相手の人に会ってその人柄を知ってもらうと、親の態度も軟化するというケースが多いです。
親に反対されているカップルは、できるだけ早く紹介する機会を作ることが、結婚を認めてもらうための早道と言えるでしょう。
余談ですが:
ドラマの中では、マッサンの父親はそれほど反対はせず、息子の意志を尊重し、2人のこともウイスキー作りも見守っていく存在として描かれています。しかし、実際は父親も大反対しており、先に折れた母親の説得の末にようやく認めたのだそうです。
また、両親が2人の結婚を許すようになった背景には、マッサンの姉・妹の協力もあったようです(ここはドラマと同じ)。実はこれも現代に通じるもので、自分は外国に住んでいるため、日本で両親と同居している兄弟姉妹に味方になってもらい、日常生活の中でじわじわと両親が賛成の方向に気持ちを傾けていくよう手助けをしてもらって成功した例がけっこうあります。
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