時短生活/時短家事のポイント

お風呂掃除を時短する方法(2ページ目)

お風呂掃除は、思いのほか体力を使う家事のひとつです。浴槽の中に身をかがめるといった、体の移動が多いことに加え、意外と体力や気力を奪うのが「手足が濡れる」こと。家事の中でも、負担感も大きいため、億劫になりがち。時短することで、気持ちの負担感も軽減させる工夫をしていきましょう。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

入浴時に使える掃除道具を配置しておこう

道具選びひとつで、そうじの機会はひろがります。

道具選びひとつで、掃除の機会はひろがります。

ただし、従来の掃除道具を使うことを想定すると、入浴中のながら掃除は到底やる気にならないはずです。入浴中に掃除をするためには、専用の道具を用意しておく必要があります。といっても、たった一つ。写真のような、柄のついたブラシを1本、浴室に常備しておくだけです。

これは、こちらでも紹介した、時短家事の道具選びの三原則に合わせて選びましょう。
 
  1. 片手で使えて 
  2. 手が汚れず 
  3. 出しっぱなしにできるデザイン

     
これを道具配置の三原則でもある
 
  1. よく使う場所から5歩以内 
  2. 平行作業域に 
  3. ワンプロセスで手に取れる 

に配置します。
洗剤は特別なものを使う必要はありません。ボディソープやシャンプーがあれば十分です。髪の毛を洗ったときに出る泡を使って、リンスをしている間にブラシでちょこちょことこすっておけば、日常のたいていの汚れは落ちてしまいます。

足を濡らして掃除するのが億劫で、汚れを放置してしまうと、あとになってカビ取り剤などの強い洗剤を使うことになります。汚れは早いうちに、ささっと落としておきましょう。こうした習慣が、結果的に時短につながっていきます。
 

浴槽掃除はお風呂を出るときに

すぐ手に取れる場所に、きれいで清潔な道具を。

すぐ手に取れる場所に、きれいで清潔な道具を

その都度の掃除が必要な浴槽は、出るときにお湯の境目だった場所をこすっておくだけでも、あとの掃除の手間が大きく違います。ファイバークロスのスポンジやブラシ類を使えば、洗剤がなくても皮脂や水垢を落としますので、浴槽洗いにはこうした道具を用意して、すぐ使えるように浴室内に配置しておきましょう。写真の左側にあるミトンが、ガイド宅の浴槽用の掃除道具です。

水面近くをこする程度であれば、お風呂のお湯を洗濯に転用する家庭でも、お風呂ポンプのフィルターが水垢をろ過するので支障はありません。掃除道具が浴室にあるのがいやだという人もいますが、デザインがよく清潔な道具を選べば、抵抗感も少なくてすみます。また、浴室専用の洗剤を使うのをやめ、無添加の液体石けんや、シャンプーやボディソープ類を転用することで、洗剤特有のにおいへの抵抗感も減ります。

入浴剤のかわりに、重曹をカップ1杯ほど入れて入浴をすると、保温効果があるばかりでなく、水垢が落ちやすくなる効果もあります。このあたりのアイデアはまた改めて。
 
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