何着よう?フランスでの服装
日本とは少し違うフランスの服装事情。季節による寒暖差はもちろんのこと、シーンによってもある程度着ていくべき服装というものがあります。フランスは日本以上に階層社会が強く根付いており、服装で判断される機会が多い国。しかも「お客様は神様」という考えの日本と違い、フランスでは平気でサービスの人がぞんざいな態度をとったりすることもあり、嫌な思いをしてしまうことも。そんなことにならないためにも、ケースに合った服装を用意していきましょう。季節による服装
同じ北半球なので、日本とフランスは距離は離れているものの季節は同じです。ただ、季節によっては若干日本と気候が違うこともありますので、事前に天気予報をチェックしていくことをおすすめします。・ウェザー・チャンネル
世界の現在の気温や湿度、10時間刻み、10日間の天気予報が見られる。
■春
フランスの春は一年を通して最も過ごしやすい季節です。寒い時はスプリングコート、暑い時はカーディガンを羽織ったり、長袖1枚でも快適に過ごせます。ただ、雨も多く降るので水に強い靴が一足あると便利です。
■夏
フランスの夏は、湿度が高くて蒸し暑い日本に比べるとかなり過ごしやすいです。湿度は低くからっとしていて、気温も25度前後と快適。ただ夜はカーディガンやスプリングコートが必要なくらい涼しくなることもありますので注意してください。夕立も多く、突然集中的に雨が降ることも多いので、やはり雨に対応した靴を用意するのが理想的です。
■秋
フランスの秋は残暑があることがあまりなく、わりと早い段階でやってきます。春と同じくらいの感覚で良いですが、10月くらいに突然ガクンと気温が落ちる時があるので天気予報をマメにチェックする必要があります。
■冬
フランスの冬は、基本的に日本と同じくらいか、少し寒いかくらいに考えてください。ただ日の出がかなり遅く、朝8時になっても真っ暗という時期もあり、朝の寒さは日本より厳しいと思います。
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レストラン
特別なレストランに行く予定がある場合、服装はやはり気になりますよね。飲食をする場所なので、あまり汚い格好をするのは避けたいところです。カフェやビストロなどはある程度カジュアルな格好、例えばTシャツ、ジーンズ、スニーカーという服装でも特に問題はありません。普通のレストラン、ブラッスリーなどは幅が広く、事前にお客さんの服装をチェックできれば理想的ですが、清潔感のある服装を心がければ、特にドレスアップする必要はないと思います。星がついている高級レストランの場合。厳密にいえば1つ星の場合と3つ星の場合や、ランチやディナー、またそのレストランによっても違ってくるのですが、基本的には女性なら例えばシャツ、ワンピース、カーディガン、スカート、パンツにバレリーナまたはパンプスであれば大丈夫でしょう。男性ならシャツにジャケット、パンツ、革靴のスタイルなら問題ありません。特に3つ星レストランでのディナーとなると、日本人女性なら着物を着ていく人もいるくらいなので、思い切りドレスアップして行くと楽しめます。男性はネクタイを忘れずに。
ショッピング
ブティックに服装のコードはありませんが、ブランド店で買い物をする時は注意が必要です。フランスの店員は服装で人を見る所があり、カジュアルすぎる格好をしていくとあからさまに嫌な顔をされたり、ぞんざいな扱いを受けてしまう可能性があります。決して安くない買い物をするのですから、気持ちのよいサービスを受けたいですよね。そのためには、キチンとした清潔感のあるスタイルで行くことが大切です。観劇、キャバレー
夜のオペラ、バレエ、コンサート鑑賞はドレスアップのイメージがあると思いますが、実際の客層はかなり幅があり、席が良い人ほど服装はキチンとしていて、後ろの席は割とカジュアルといった印象。座席の位置で判断するのもアリだと思います。ムーランルージュやリド、クレイジーホースなどのキャバレーは大人の遊び場。やはりTシャツ、ジーンズ、スニーカーといったカジュアルすぎるスタイルは避けたいところ。おしゃれな人が多いので、ドレッシーというよりも、トレンドを意識した服装をしていくと楽しめると思います。
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ムーランルージュ
パリ一華やかなキャバレー、リド