2014年の男性用ボディ&ヘアケアコスメを徹底分析!
前回の記事「ベスト・バイ・メンズ・コスメ 2014 <顔編>」では、百貨店などで販売されるプレステージラインが豊富でしたが、ボディやデオドラント、ヘアケアのアイテムはドラッグストアやバラエティショップに並ぶブランドが優勢です。また、2014年は特にニオイケアにまつわるデオドラント系のアイテムが充実。それでは早速、みていきましょう。ポスト加齢臭の「ミドル脂臭」対策
ニオイ系の話題をさらったのが、マンダムが加齢臭に次ぐ男性の悪臭として発表した「ミドル脂臭」でした。発表自体は2013年に行われており、30~40代の男性が主に発する不快な脂っぽいは従来より知られていた加齢臭とは異なり、後頭部やその周辺から発生するジアセチルによるものと特定されています。そのミドル脂臭の対策のために2014年に発売されたのがルシードの薬用シリーズです。シャンプー、ボディウォッシュ、デオドラントスプレー、脇などに塗るデオドラントスポットの全4アイテムが揃いました。
殺菌成分「トリクロサン」を配合し、効率的にニオイの元を殺菌。今までのように皮脂を落とすだけではなく、ニオイを抑えるということに着目した製品は、いかにも身だしなみを気遣う昨今らしい流れです。
男性用の新潮流はマイルドな使用感
好調な売れ行きを見せているロート製薬のデ・オウ。俳優の伊藤英明さんが出演するCMでも有名です。そんな同ブランドから、秋に発売されたのが、薬用クレンジングウォッシュノンメントール。
今まで、男性用はとにかく爽快感を謳ったものが多かったです。夏はそれでいいかもしれませんが、秋冬となると使用感がよくありません。それが、このノンメントールへと繋がりました。炭の吸着成分でしっかりニオイケアできるのは変わらないので、夏にメントールタイプを使っていた男性も自然にスイッチできるでしょう。
次のページでは多様化する男性のボディケア製品を取り上げます。