食と健康/「食」の安全・社会問題・ニュース

ヘルシー機内食を食べるだけで農業支援

関西空港を拠点とするLCC、Peachは、12月1日から機内販売する低カロリー機内食を通じて、開発途上国の農業プロジェクトを支援しています。ヘルシーな機内食を食べることで、誰もが気軽に社会貢献に参加できるのです。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

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2014年12月スタートのPEACH DELI」は、低カロリーな機内食。TFTの「カロリーオフセット」に賛同し、発展途上国の農業支援に寄付されます。

機内食で初のカロリーオフセットプログラム

Peach Aviation (ピーチ・アビエーション) 株式会社(以下:Peach)は、安定的な低運賃を実現するため機内食は有料販売としています。

これまでも大阪の有名店のたこ焼きやお好み焼きなどを採用したり、また就航地の企業とのタイアップ企画などを通じて地域活性化に協力するなど、社会貢献活動にも力を入れてきました。

新たに2014年12月1日からリニューアルされた機内食「PEACH DELI」冬メニューは、社会貢献活動の一環として、特定非営利活動法人 TABLE FOR TWO International(以下: TFT)の「カロリーオフセットプログラム」を、機内食で初めて導入しました。

TFTは、「TABLE FOR TWO(二人のための食卓)」を意味し、先進国でのカロリーを抑えた食事をすることで、1食につき20円の寄付金で開発途上国の子どもたちに給食を届けるプログラムを運営しています。

具体的に、どのような活動なのかは、以前にもガイドは取材していますので、詳しくは「飢えた子どもとわかち合う食事 TABLE FOR TWO」をぜひお読みください。
 

先進国でカロリーを控えた分を開発途上国に寄付

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TFTの「カロリーオフセット」プログラムに賛同したPeachが、ヘルシー機内食を導入しました。

TFTの新たなプログラム「カロリーオフセット」とは、「SAVE CALORIE, SAVE  WORLD(あなたがオフしたカロリーが、誰かのカロリーになる)をスローガンに、2014年5月からスタートした先進国の余分なカロリーを開発途上国で必要なカロリーに変換する日本発の取り組みです。

このプログラムに賛同した企業は、健康を意識した食事、例えば従来よりもカロリーを抑えている商品や、お茶などのもともと低カロリーな商品、あるいはフィットネスなどの身体を動かすことでカロリーを消費する商品やサービスを企画販売します。

1食あたりあるいは消費カロリーに応じて、寄付金が設定され、その寄付金は開発途上国での農業生産向上の指導やインフラ整備など、自発的にカロリーを生み出すための自立支援に充てるという仕組みになっています。
 
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