クリスマスマーケットのお土産にもおすすめなドイツのお菓子
シュトレンのほかにもドイツにはクリスマスのお菓子がいっぱい。アドベントに少しずつ楽しみながらクリスマスを迎えます
クリスマスはドイツ人にとってとても大切な行事です。クリスマスを迎える準備期間アドベント(待降節:クリスマス前の4週間)はドイツが一番輝く季節。各地でクリスマスマーケットが立ち町全体が温かい雰囲気に包まれます。
アドベントはドイツ菓子の本領発揮ともいえる季節。ドイツの伝統菓子にはクリスマスと結びついたものが多く、この時期になるとコンディトライ(お菓子屋さん)やベッカライ(パン屋さん)、デパートやスーパーのお菓子売り場に様々なクリスマス菓子が並びます。 ドイツでは11月後半にアドベント期間が始まり、12月に入ると家族や友人が集まりクリスマスクッキーを大量に作るのが伝統です。アドベントの週末ごとにアドベンツクランツ(キャンドル)に一つずつ灯をともしクリスマスを迎える準備をします。
クリスマス菓子は日持ちするものが多いのでお土産にもおすすめ。ドイツのクリスマス菓子とグリューワイン(ホットワイン)でアドベントのお茶会やパーティを開いてみませんか?
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クリスマスマーケットやスーパー…クリスマス菓子が買える場所
美味しいクリスマス菓子なら町で人気のコンディトライへ。アドベントの時期は賑やかな飾りつけを見るのも楽しみです
まずは町のお菓子屋さん、コンディトライ(Konditorei)をのぞいてみてください。手作りの美味しいクリスマス菓子がたくさん並んでいます。趣向を凝らした飾りつけを見ているだけでもウキウキしてきますよ。
■ベッカライ(パン屋さん)
ドイツのシュトレンはパン屋さん(Bäckerei)で作られることが多いです。チェーン店よりも個人経営の手作りパン屋さんの方がおいしいのでぜひ探してみてくださいね。
■スーパー、デパート
スーパーやデパートのお菓子売り場ではクリスマス特設コーナーにクリスマス菓子がてんこもり。専門店のお菓子にくらべると値段がうんと安いのでばらまき土産にぴったりです。最近は9月頃から早々とクリスマス菓子を置くスーパーもあるので秋の旅行でも見つかる可能性大です。
■ドラッグストア スーパーと並ぶドイツのお土産の宝庫ドラッグストアにも季節になるとクリスマス商品が登場。ドイツの2大ドラッグストアチェーン「デーエム(dm)」「ロスマン(ROSSMANN)」はどこの町でも見つけやすいはず。特にデーエムは自社オリジナルのビオ食品が充実していておすすめです。
■クリスマスマーケット クリスマス菓子の定番、レープクーヘンはクリスマスマーケットでも売られています。食用のレープクーヘンのほか装飾用のレープクーヘンも豊富。ハートや星、サンタクロースやトナカイなどカラフルにデコレーションされたレープクーヘンはドイツならではのお土産です。特にニュルンベルクやアーヘンはレープクーヘン(アーヘンではプリンテンと呼ばれる)の名産地。シュトレンの発祥とされるドレスデンのクリスマスマーケットも有名です。
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続いて、ドイツの様々なクリスマス菓子をご紹介します。
シュトレン(シュトーレン)
クリスマス菓子の主役シュトレンは姿も味も存在感たっぷり。マジパン入りとマジパン無しのものがあります
アドベント期間中にシュトレンを少しずつ食べるのがドイツの習慣。だんだん味が馴染んで美味しくなっていくシュトレンを味わいながら、もうすぐやってくるクリスマスを楽しみに待ちます。
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レープクーヘン
ドイツのクリスマスの味、レープクーヘン。チョコレートや砂糖がけ、ジンジャーやジャム入りもあります
レープクーヘンの歴史は古く、砂糖がまだ手に入らなかった中世時代にハチミツを使って修道院で作られたのが始まりといわれています。発祥の地とされるニュルンベルクでは、材料の規定によりナッツ量の多い高級品「エリーゼン・レープクーヘン」が名物。ドイツ西部の町アーヘンで作られるレープクーヘンの1種「プリンテン(Printen)」も有名です。
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クリスマスクッキー(プレッツヒェン)
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バウムクーヘン
日本でも人気のドイツ銘菓バウムクーヘン(Baumkuchen)。じつは本場ドイツではバウムクーヘンは日常に食べるものではなくクリスマスやお祝いのための特別なお菓子なので、簡単にお目にかかれるものではありません。バウムクーヘンは限られたマイスター(職人の親方)だけが作ることができるため一年中あるお店は多くないのですが、アドベントの時期だけはスーパーにも登場。2~3ユーロとお手頃価格なのでお土産にもいいですね。一口サイズのバウムクーヘン・シュピッツェンもおすすめ。<関連記事>
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アドベンツカレンダー
子どもがいる家庭で欠かせないのが12月1日から24日までの小窓が付いた日めくりカレンダー「アドベンツカレンダー(Adventkalender)」(※日本ではアドベントカレンダーと表記されることも)。 綺麗なカードになっているものもあれば、中に小さなお菓子が入っているタイプもあります。中身はチョコレートが定番ですが、グミやマジパン、小さなおもちゃなど様々。手作りする家庭も多く、アドベンツカレンダー用のキットが販売されています。最近は大人のためのアドベンツカレンダーも充実していて、ハーブティーやコスメなど年々バリエーションが増えています。日本でも人気のオーガニックコスメ「ドクターハウシュカ」や「アンネマリーボンド」も登場するので、興味のある人はこの機会にぜひ試してみてくださいね。